ゲリラ豪雨

昨日所要で東京をクルマで通過しておりましたが、いわゆるゲリラ豪雨に遭遇しました。

その日は雨は雨だったのですが、夕方に雷と共にまさに”バケツをひっくり返したような”どしゃぶりに
なりました。

とにかくクルマのフロントガラス越しに前が見えません。ワイパー最速でも全然追いつかず、次第に恐怖
が増してきます。

道路にはみるみるうちに水が溜まり始めて、下水から水が溢れ出てきました。
路肩は川のような状態になりはじめ、そこを横切るクルマはアッという間に車輪の半分くらいが水に
浸かっています。

自動車のエンジンは、吸気から水を吸い込むとその場で壊れます。
水は空気のように圧縮されないので、少量の水を吸い込んだだけでエンジンのコンロッドは飴のように
曲がってしまうのです。
なので、そうですねえ車輪が半分以上浸かってしまう冠水路は実にヤバイのですよ、本当は。

それを知ってか知らずか、周りのクルマは勢い良く冠水した道路を走っていきます。
(まあそこで留る訳には行かないのですがね、確かに)

上を走る首都高速からは、それこそバケツで水を撒いたように水が降ってきていて、多分高架の道路の
雨水も全部が下の道路の下水に流れ込むからでしょう、行き場を失った下水の雨水はマンホールやら
路肩の排水溝から道路に逆流を始めて、下の道はもう川のようです。

・・・

恐ろしいくらい冠水した道路を、恐怖に慄きながら5分ほど走るとそこは全く雨も降っておらず、
道路は濡れてもいません。

まさに局地的というか、浜松町あたりでは恐怖を覚えるくらいの豪雨が降っていても、品川駅あたりでは
そこでは雨の一滴も落ちていないのです。

 

毎年毎年何だか恐ろしい気象に変わってきているような気がしますね。
温暖化なのか、ヒートアイランド現象のせいなのか、誰かが雲の上からバケツひっくり返してるのか、

そろそろ東京では水陸両用車も必要になるんでしょうか?

 

9 Comments

  1. 元気ですか~

    夕立の雨粒は大粒ではありますが
    そこまで、局地的だと異常ですよね~!
    聞いた話しですと、雷によって雨が帯
    電し+面と、他の雨の-面が引っ付き
    雨が大粒になるとの事です。
    そういえば、関西の雨が大粒になった
    とT5さんも前に言っていました。
    ってことは・・・???

  2. T5

    そうなんです。
    5年前の九州の天気(雨の降り方)が大阪を通り過ぎ関東地方まで北上してきてる。

    最近じゃ大阪では小粒の雨は見なくなりましたよ。
    雨の世界もデジタルの波が押し寄せてきてアナログのような段階的ではなくオン、オフの繰り返し。

    もう少し雨の風情を楽しみたいものです。

    ところで・・・・・
    車のワイパーっていつになったら次世代に変わるんでしょうね(笑)

  3. NS

    大阪と言えば、”こぬか雨降る御堂筋~♪”(古ッ) じゃなかったの??
    ”こぬか雨”って雨が来ないのかって思ってましたが(どんなんや)
    ”小糠雨”と書いて、霧雨のような細かい雨のことを言うんだそうですね。
    そんな雨もう降りまへんで、ちゅうのはさみしい限りです。

    でも、たどり着いたらいつも雨降り♪の中で、
    ああ ここもやっぱり どしゃ降りさ~、っていうのもあるので、
    昔から土砂降りはあるにはあったんか、と思いながら、

    どれもこれも古過ぎで通じんな、と自嘲気味なNSであります。

  4. NS

    忘れてました、ワイパーの話。
    自動車に関わった人なら必ず一度は考えた次世代ワイパー。
    だいたいが高圧空気で雨滴をぶっ飛ばすとか、特殊コーティングしたガラスで雨滴がベタっとなるとか、そういう事を考えて実験するですがね、
    何をやっても100年前のワイパーに勝てないんすよ(笑)

    これこそ発明したら蔵建ちますよ、間違いなく。

  5. NS

    な~るほど、そういえば傘も進歩してないですねえ。
    ”アイデアル”くらいのもんでしょうか(古っ)

    でも最近ホラ、隣の大国は空にミサイルぶち込んで、街に雨降らなくできるらしいので傘の次はそれかも(笑)

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