日本の若者
7月は本当に暑くて、こりゃ今年の夏はどーなるんだろと心配にもなりましたが、8月になったら
なんだか天気が悪くてゲリラ豪雨の連続。
毎日その辺で雷鳴轟き、何度も停電に見舞われるという、暑くはなくてもこれまたどーなってんだろ、
それでまた政治も相撲ももこれまたどーなってんだろ、の追い討ちという秋の入口でありますねぇ。
それでいて、今年はまだ台風がな~んにも来ない、という不気味な9月初旬であります。
何だか気候はすっかり昔と様変わりしてしまったと思うのですが、昔と変わったと言えば若者の嗜好も
随分と変わってきたことにも驚きます。
・・・
私の世代は、高度成長期に小学、中学時代を過ごしていわゆるモノに憧れて育った時代でした。
私が小さい時に毎月毎月熱を出すので氷を作るために冷蔵庫を買い、東京オリンピックに向けて
カラーテレビが生まれ、一家に一台の自動車を持つことが家族の夢でしたっけか。
私なんかその頃に自動車少年になってしまい、そのまま自動車青年になり、自動車を職業にし、
その流れで太陽電池を扱うようになり、というまさに自動車漬の人生ってトコっすか。
私らの世代の男は多かれ少なかれ自動車好きだったはずで、この購買欲と情熱が日本の自動車産業
をここまで成長させたのは間違いのないところだと思います。
そんな私ですが、次世代の長男も今や21才になり、いっちょ前に運転免許も取りました。が、これが
自動車に全く興味がないのです。
彼は電車で行けるところならまず悩まずに電車を使います。
私は、電車の駅がそこにあったとしても、使えるクルマがあれば、絶対にクルマで行きました。
学生時代から既に中古でも何でもいいからと自分の車を買いつづけ、バイトの給料出ればホイールは
替える、シートも替える、ブレーキどうしよ、サスはこうだ、エンジンはああだ・・カー雑誌も買わにゃ。
バカです、どーみても。
しかし今の子はそういうことしません。
クルマ欲しいと思わない?と聞いても、「お金ないし、電車の方が便利だもん」・・ごもっとも。
速いクルマ欲しいとかそういうのないの?「燃費いい方がいいんじゃね?」・・エコですなあ。
賢いです、今の子は。
いいんですけどね、正しいこと言ってるし。
でもこのまま行ったら、自動車産業は困りますよ、今の半分も売れなくなっちゃいます。
しっかし、若いモン特有の有り余るエネルギーは一体何にぶつけてるんでしょう・・
べ、勉強だったりして!?
どうもっす。
自動車世代のT5っす。
若者のエネルギーがどこに向かうかは分かりませんが、
このままいくと、
自動車産業&関連企業が衰退
幹線道路よりも駅前集中により一部の土地で値上がりが起こり
地方は過疎化がすすみ
県庁所在地以外は畑に変わる。
そのあまった土地に太陽光畑を建設し、中央の都市部に電源供給
そして都市部に育った若者たちは雨にぬれることもなく、雨を見るために地方に旅行に行く。
あ~オソロシヤ~おそろしや~、
そ~んな悲観的なこと言わないで(笑)
日本で自動車が売れなくなっていくのは間違いないとしても、世界には これから自動車が 欲しい国はこれまたどんどん増えていくわけですよ。
で、安いクルマは韓国車とかがシェアを伸ばして行って、日本車はハイブリッドやディーゼルと言った高い技術が必要なジャンルで生き残るんじゃないすか。
問題は電気自動車で、電気自動車自体は結構簡単なんだけど、リチウムイオン電池をどこが押さえるか、がポイントだと 思いますよ。
今は日本が世界に先行してますけども、これを世界のメーカーに売っちゃうと日本製電気自動車の優位性はなくなってきますからねー。
ということは、日本の次世代の鍵を握っているのは自動車メーカーでなくて、ほら大阪の○ナソニックとか、○洋電機だったりするのかもしれまへん。いよいよ大阪の時代が来るかもしれまへんで、タコ焼きから電池へ、
期待してます。
期待してくれはっておおきに。
ほなボチボチ電池関連株でも買いまひょか。
ようさん儲けて大阪城にでも住みまひょか。
そのときはリムジンで新大阪までむかえにいきまっさ。
現実的なとこで、とりあえずたこ焼きでいいすよ(笑)
知人で本当に空港までロールスロイス迎えに来さした人いたけど、世の中にはそういう方もいるんですねえ、あやかりたいっす。