羽田空港システム障害

今月14日の朝、所用で朝5時半起きで家を出て、羽田全日空ターミナルに向かいました。
日曜の朝だと言うのに、京浜急行・羽田空港行き電車は満員で座れないんすよ、ビックリ。

どーなってんの?って感じでしたが空港のカウンター周りは別段変わった様子は無く、改札出口の自動
チェックイン機でチケットを受け取り、お腹がすいたのでサンドイッチを食べて手荷物検査場へ。

何だか走っている空港のおねえさんが多い以外、別にいつもと同じであります。

先ほどチェックインした際にもらった搭乗券には、搭乗ゲートは「69」と書いてあります。
このゲートは一番端の搭乗口で、どうでしょう中央付近からだと500mくらいあるのですよ。
動く歩道で行っても5分や6分はかかって遠い、遠い。

ここでも小走りのおねえさんがいつもより多い以外、別にここでも何も言われません。

さあて、ようやく指定の69搭乗口の前に来ましたら、なにやら様子がヘンです。
69の電光掲示に、「○○便 搭乗口変更」とあります。

??

カウンターのおねえさんに聞きました。まあ空港関係者特有のあの”見るからに作った笑顔”に、
今回は更に満面の笑みと多少の引きつり笑いを加えて、

「せっかくここまで来て頂きましたが、搭乗口が更に62に変更になりまして・・さらに出発時刻が
1時間ほど遅れております」

ええええっ~!

そういえば、その電光掲示の搭乗口変更の字の横に、「システム障害」とあるじゃないですか?
そうです、なにやら全日空のコンピュータが止まってしまい、空港内のシステムが動かないらし~い
んですわ。だから搭乗口変更も表示されず、おねえさんたちは走り回り、詰め寄る客たちに”ひきつり
作り笑い”を振り撒いていなしているのですよ。

ありゃりゃ、62搭乗口ってあんた、第2ターミナルの真ん中じゃん、やっと地の果てまで着たのに
また戻るんかい。

そうするとまた混乱です。電光掲示には何も出ていないのですが、ホワイトボードが置いてあります。

「75○便、搭乗口を69に変更」

おいおい、また69に戻るんかい!?

同じことを、今カウンターにやって来たおねえさんにくってかかる女性客。
殺気立ってます。空港のおねえさんは、69→62に変更と言われて走ってきたのに、
「また69まで戻れって言うの??」と詰め寄られても、この空港のおねえさん、30分前にホワイト
ボードに書かれた69に変更のお知らせをわかってない様子・・どっちやねん。

30分前は搭乗券には「62搭乗口」と書いてあり、でも62の前のホワイボードには69に変更と
書いてあって、69に向かうと、62に変更って言われて、
 

大混乱です。

・・・・
まあ私の便は、空港に迎えに来て頂いた方に随分ご迷惑をお掛けしながらも(マジごめんなさい)
1時間遅れで無事飛んでくれましたけど、相当欠航も出たらしいですね。
4万人に影響を及ぼしたそうです。

 

あとで聞けば、「端末認証管理サーバー」の有効期限切れでダウンして、ANA空港内の端末が一斉に
ダウンしたとのこと。
それで、あちこちで空港のおねえさんたちは走っていたみたいです。

しかし、コンピュータのおかげで随分便利な思いをしている反面、一旦これが止まるとまあ、何もかも
チンプンカンプンになってしまうのですねえ・・
こういうものに全面的に寄りかかっている現代の脆さを、また感じた一日でありました。

食品は有効期限切れてもカビ生えても知らぬ間に流通するようでゾッとしますが、
飛行機はたとえ関係のない有効期限でも切れたら”自動的に”飛べなくなったわけで、

実は何回乗っても飛行機が怖い私にすれば、有効期限切れのまま飛んでくれるよりは安心だった
のかもしらん、と妙な感心もしたりした一日でした。

 

 

 

2 Comments

  1. T5

    どうもっす。
    散々でしたね。
    こうゆうことがあるとやっぱり最後は人間技に頼らざるをえないんですね。

    でもこの間のすっきりした体系はこのためだったんですね。
    たまには歩くのもいいもんですよ。

  2. NS

    そう、たまには人間ワザ、人海戦術で行くのもいいんじゃないでしょうか。
    日頃いかにラクしてるのかわかるし。

    いっそのこと、電気停まって空港中停電したら、もっとありがたみわかったかも。
    ローソクの灯りで、手書きの搭乗券いちいちチェックして、ハンコ押してくれたりして。
    エレベータも動く歩道もないから皆健康になるし、搭乗口から昔みたいにバスに乗れば、搭乗口変更もないし。

    たまには不便を感じることが、必要な時代かもしれにゃーだ。

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