世界一憂鬱な男・・

• January 18, 2009
• カテゴリー: 雑感
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多分今、世界で一番有頂天でありながら、世界で一番憂鬱を抱えている男はといえば、
そう来週アメリカ合衆国大４４代大統領に就任するバラク・オバマ氏でしょうね、やっぱり。

アメリカの大統領といえば、間違いなく現代の地球上で最高の権力者であり、本来今頃は、
「オレもついに大統領になるのか・・」と感慨にふけってもよさそうなもんですが、

正直、あまりにひどい時期になってしまった。

アメリカの繁栄を作ってきたバブルは脆くも崩れ去り、金融機関は不良債権だらけでいったい
何時になったら回復できるのか全く検討もつかない。
巨大な自動車産業はもはや際限なく金を無心するビッグ３ならぬ”デトロイト３”と成り下がり、
ドルの信用はガタ落ちで、今後は基軸通貨としての通用し続けるのかさえ危ないかも。

・・・・・

こんなにドル札印刷して大丈夫かなぁ・・

イラクもアフガンも泥沼状態でどうやって決着つけようか弱ってんのにさぁ、
今度はエルサレムがこんなことしてくれちゃって・・
おかげで中東にはデカイ顔できないし、そんでまた朝鮮半島は遠いしなぁ、
ウクライナなんていやもう無理だしフランスなんとかしてくれよなぁ・・

ＦＢＩは、毎日毎日一触即発のテロ情報を持ってやっつけろと言いに来るけど、
全部言うこと聞いて全部やっつけるわけにもいかないし、

来るヤツ来るヤツ、みんなが　ＹＥＳ　ＷＥ　ＣＡＮ！って言ったじゃん、っていうけどさ、
それって選挙のキャッチフレーズだしなぁ・・
前の人があんなんだったから、「ひょっとしてこいつならＣＨＡＮＧＥしてくれるかも・・」
ってみんな思っただろうけど、

なんか期待だけデカくなり過ぎて、期待の不良債権化とか言われるのやだなぁ・・

シークレットサービスの連中には、大統領専用車はプリウスに負けないハイブリッドにして！
って言ってたのに、トラックベースに１２ｃｍのガラスはめて顔だけキャディラックの、
戦車みたいな代物持ってきやがって・・グリーン・ニューディールだって言ってるだろ！

というわけで、オバマさんきっと相当イラついてるんじゃないかと思いますけど、
彼がやることは、グリーン・ニューディール＝すなわち再生可能エネルギー産業を次代の
主役に据えて、はっきり言えばこれまでの主力産業に取って代わるだけの産業に育て上げる
んだ、と。

これからアメリカは、環境関連産業で世界をまた席巻するんだ！と宣言しているわけです。
うん、オバマさん確かにあなたのフレーズはわかりやすい。
何がしたいのかがわかりやすい、っていうのが今最も重要なリーダーの資質の一つですが、

環境関連でバブル起こすのはやめて。ゴチになります、もダメ。マジメにやってお願い（笑）