雨水タンク
このGWの一大仕事として、”雨水タンク”を設置しましたのでその報告です。
まあ、まるで趣味のように太陽電池やら、エコキュートやら、プリウスやらをレポートして
おりますが実はこんなハイテク製品以外に、非常に興味があったのがこの雨水タンクです。
何でって、家の草木の水やりや、洗車や、こんなものに水道水を使うのがもったいなくて、
いっそトイレの水も雨水で賄いたいもんだと、ケチな根性で真剣に思っていた私としては、
ちょっと二の足を踏んでいた理由が、
1.雨水だけでは、タンクはなかなか一杯にならんのじゃないのか?
2.雨どいに取水部分をつけただけで、うまいことタンクいっぱいで止められるのか?
だったのですね(何でもリクツっぽくていけませんな:苦笑)
しかし、1.は時間を作って計算してみました。
・狙った雨どいが受け持つ屋根の面積・・
約約 4m×9m+4m×3m÷2=42㎡=420000cm2
・雨量・・ちなみに、今はまあ普通の雨が降っていますがウェザーチャンネルを見たら、
現在10分で1mmの降水量だそうで、これは10分で0.1cmですか。
→ となると、普通の雨程度で目を付けた雨どいに流れ落ちる雨水は、10分間で
420000cm2 × 0.1cm=42000cc=42リットル!
ということは、100リッタータンクはなんと24分で満タンになります。
ホンマかいな??でも計算上は納得。これならよし。
次に2.ですが、こりゃサイフォンの原理で何とかなるわけですなあ。
タンクの最高レベルと同じ高さに雨どいをカットして、そこに貯めた水をタンクとホースで
結んでおけばい良いわけです。なるほど、これなら何とかなるかも・・教科書的にはですけど。
というわけで、何事も理屈がつかないと納得しない面倒極まりない性格を見事乗り越え、
100リッター雨水貯蔵タンクの設置であります。
いや実は、サイフォンの原理からすればやらなくてもよかったのですが、見栄えと、
タンクの転倒防止を兼ねようと思い、ブロック塀にホースが通る穴を明けようとしたのが、
たいへんの始まり。
これがまあ、実にしんどい作業となりました。
小さい穴の貫通はまあ出来るとしても、これを直径3cmのホースが通る穴に広げるのは、
まあ半端じゃなくたいへん。カナヅチ片手にコンクリートのハツリ用の鉄棒持って、
カーン、ガーン、カーン・・・わしゃトンネル掘りかっ。
またNSめ、何を始めたんだとご立腹のご近所の皆様申し訳ありませんです、まったく。
こんなはずじゃなかったんですが、ガガガッ・・災害時には、ハァハァ・・このタンクから
カーン、ガガッ、お水あげますから、ハァ、ご勘弁を・・ということで許して下され。
結構苦労したり疲れたりしながら、何とか設置完了です。
格好はついたのですが、はたして計算通りに水は貯まるのか・・
そして雨の予報の翌日を待ってみると、期待通り10分間に1~2mmの雨です。
ほんとに貯まるのかあ・・?
左が雨どいから横取りする樋。
コンクリート塀貫通でホースがタンクにつながってます。
な、なんとビックリです!
計算以上に20分も経たずに満タン、恐るべし雨水。
そして心配した水位も、ぴったり満タンでストップ!
そしてもっと驚いたのが、その雨の中18リッタータンクに水を抜いてみようと、
タンクの蛇口を開いて全開で勢いよくポリタンに水を入れているというのに、
雨どいからの水量が多くて、タンクの水位が全然減らない。
すごいです、雨水。こんなことなら500リッターくらいのタンク買っても、
1時間ちょっとですぐ満タンになるじゃないですか。いやあビックリしました。
マジ500リッターあれば、トイレの水もジャンジャンいけるじゃないですか。
それならトイレの水も何回流しても平気だ!って思いましたが、
そんなデカいタンクどこに置くの?という問題と、
日照りが続くとトイレにいけないっちゅう問題は、解決されない大問題でもある。
ううん、たしかに。