松井秀のラストスパート
今日は全編息抜きで、私の好きなヤンキース・松井秀のおはなし。
松井秀は、2003年に巨人から大リーグ・ヤンキースに移籍し、3年後の
2005年には更に4年間の契約を更新して今年がその契約の最終年であります。
4年総額で5200万ドル(年間1300万ドル)という大型契約でしたが、
2006年5月には守備中に左手首を骨折して、日米をまたいだ連続出場記録が
途絶えてからその1年はほとんどリハビリに費やし、
2007年には活躍を期待されながらも右ひざの故障に苦しみ、シーズンオフに
内視鏡手術に踏みきり、
翌2008年は、今度は左ひざの故障に苦しんでシーズン終了直後に2年連続で
左ひざ内視鏡手術となりました。
2009年今年は、両膝にメスを入れた関係で外野守備につけてもらえず、
専らDH(指名打者)での出場ですが、毎試合スタメンには固定されず、前半線は
手術後の両膝の調子もいま一つの時もあったようで、取り立てて好調とも言えない
日々を過ごしていました。
随分かいつまんだ年表で失礼なもんですが(笑)、
こうやって見ると2005年に4年50億円超(当時)の大型契約を結んだ途端に
ずっと故障続きで、今年の夏前には地元の口ウルサイ新聞に、
「例えこれからどれほど活躍をしても、松井秀のヤンキース残留は100%ない」
とまで書かれ、あの平常心の松井秀も少しはこたえたろうなあ。。と私まで寂しい
気持ちになったもんです。
ヤンキースは実績のあるベテラン選手揃いで、時々主力選手をDHで休ませる方針なので、
松井秀はサヨナラ本塁打を放った翌日もスタメン落ちの憂き目に会わされているわけで、
気の短い私なんかは、「こうなったらチーム・バッティングなんて言わんでいいから、
打率は少々落ちても毎打席ホームラン狙え~!」なんて無責任に叫んでおりましたが、
その声が聞こえたか、そういう風に自分も思ったか、膝の調子がよくなったのか、
ようやくホームラン量産です。
そうだこれを待っていたのだ!と日本中のオヤジが盛り上がり、結果のわかって
安心の夜のニュースでビール片手に、文字通り溜飲を下げているわけであります。
・・・
いくらイチローの方がセンスも実績も上でカッコ良かろうが何だろうが、
愚直な感じの松井秀のホームランには敵わんのです、何故だか。
いくら来季の契約の可能性が小さくたって、あのデカいアメリカ人相手に
打って打って打ちまくってくれ~、と哀しくも心から願う私は、
正真正銘、焼け跡派オヤジであります。