破天荒
気がついたらもう9月である。
夕方も6時半に外で出ると空はもう暗くなっているではないか。今年は気がついたら
夏は来ないまま終わってしまっていて、秋分の日もすぐそこである。
ここのところ、またカタ苦しい話が続いたので(どこが?ハハ)今日はまた息抜き。
”間違った日本語”の話、最近のニュースにもありましたね。
破天荒、敷居が高い、御の字・・正直正解を読んでビックリ仰天。
わたくし、正直に白状しますがこう理解しておりました。
破天荒・・型破りで豪快で大胆な様子、だと思っていたら、
(正解は、誰も成し得なかったことをすること)
敷居が高い・・高級すぎたり上品すぎたりして入りにくいこと、と思っていたら、
(正解は、相手に不義理をしてしまい行きにくいこと)
御の字・・一応まあいいか、と思っていたら、
(正解は、大いにありがたいこと)
だそうで、全く私の無知にも自分で驚いたが、一般正解率では、どれも私が思って
いた方が得票率が高く(過半数超え)、
私は無知でありましたが、一般的であるのはわかりました。
以前にも、役不足・・役職に対して自分の実力がついていかず恐縮と理解して
いたら、正解は全く逆で自分の実力に対して役が不足すること、と言われ驚いた事
があって、
それ以来、挨拶で実に便利であった”役不足”という単語を使えなくなってしまった。
これでもう破天荒だの、御の字だの、敷居が高いも使えません(笑)
だってですね、正解がどうであっても、六割の方が理解している方の意味を使わ
なかったら会話が成り立たない。
この言葉を使う時に、「いや実はこの単語、私はこういう意味で使いましたが、
正解はこうなんですよね」なんて言ってられないし(バカか)
相手の知的レベルを推し量って使う意味を違える、な~んてもっと無理(傲慢)
圧倒的に皆がそう理解するというのは、漢字の感じ(ダジャレか)から、そういう
意味に感じるものが多いからで、間違っていると言われても止まらないと思う。
結局、正しい日本語を守る会だかなんだか知りませんが、
これに出た単語は私みたいのが使わなくなるので、近い将来滅亡するに違いない。
あくまで正しい日本語を守ろうとするのか、それによって死語と化してしまっても
いいのか、”絶対多数”をたよりに意味を違えて存続を容認するのか・・
ハトヤマさんも、ちょっと考えてもらわないといけない。
というわけで、正しい日本語を守り通す自信のない私が考える正しい日本語教育の
ウルトラCは、ワープロのWORDに、文脈から意味を類推してヘンなところで
”破天荒”と入力したら、「使い方が間違っています」と表示させる機能を追加することだ。
読んでる方も、違和感がある単語をクリックすると意味が出るともっと良い。
これは、絶対特許になる。これこそ出来たら破天荒(!?)御の字(!?)