直管型LED照明

先日、電球式のLEDランプの話をしました。
白熱球の代替型についてはまだ値段が高い(でも数千円レベル)とは言うものの、
白熱球のソケットにそのまま取り付けられて省エネ度も飛躍的に高くて、もう少しすると
一躍主役に躍り出そうな感じがしますが、話がどうもややこしいのが、会社の事務所の
天井などにヤマホドついている直管型の蛍光灯をLED化する話であります。

なぜかというと、皆さん得意のamazonや楽天のショッピングサイトで、
「直管型 LED照明」とか「蛍光灯型LED照明」と入れても、あの安心のpanasonicとか
toshibaとかmitsubishiと言ったブランドの蛍光管みたいな単品が出てこないからです。
出てくるのは器具一体式のものだけ。

これが一体なぜなのか?

まだこれらの大手メーカーでは売っていないからです(!?)
なぜ今だに売っていないのか?

規格が統一されていないからです。

ああそうなんだ。ではチラホラ聞く「直管型LED照明」というのは、どこ製なのか?
ほとんどが中国、韓国製です。

・・・

調べてみると、直菅型に限っては現段階で私は、当社の天井の蛍光灯を替える気になれず、
かなぁ。
みなさんご存知のように、蛍光灯は交流電源で点きますが、LED素子は直流電源です。

となると、直菅型蛍光灯と入れ替えて使うには、蛍光灯の外形に似せたLED菅の中で、
無理やり交流電源から直流電気を作るか、或いは今の蛍光等の配線を少し改造して
交流→直流への電力変換器を取り付けてつけるか、のいずれかです。

で、交流から直流にする時に熱が出る→LEDは4万時間もってもこの直流変換部分が
そんなに持つのかぁ?

蛍光灯は、40W型で244gだけども、交流→直流変換機能を内蔵したLEDランプは、
340gとか400gとかあって少々重い。→従来の器具にそんな重いものをつけていいのかぁ?

蛍光灯には、スタータ式、ラピッド式、インバータ式といろんな種類があるけれど、
それぞれに改造方法が少々異なるんで、そんなこと市場に任せていいのかぁ?

今売られている直管型LED照明は、企画が統一されていないので、そのメーカーによって
今の蛍光灯の4つのピンのうち、どこの2つを使うのかバラバラ。
ということは一回改造しちゃったら、他の球を使えない。

 

電球種類 従来の蛍光灯40W型 直管型LEDランプ
消費電力 40W 24W
重量 244g 300~400g
10時間/1日点灯寿命年数 3.2年 11年
流通価格<およそ> 200円~500円

8000円~10000円

年間コスト 3514円 2923円
備考   配線改造必要なもの有り

 

要するに、直管型LEDランプの場合は、現在は規格がバラバラで統一されてないんですわ。
現状の蛍光灯だって、LEDに比べてもそんなに遜色ない経済性だし、
正直ズバッと言って日本の大手メーカーが規格を統一してからの方が良い、のではないかなぁ。

この新しモノ好きで、省エネ論者で、新技術にお金使えと、毎日ウルサイ私が、

 

電球型についてはLED化賛成ですけど、直管型についてはまだまだ・・・
聞いたこともない外国のベンチャー会社が作って売ってる電気自動車みたいな感じですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 Comments

  1. オプひら

    ずっと疑問だったことが書いて頂いてあり、本当に参考になりました!!

    出来ましたら、「規格が統一されてない」点を詳しく教えて頂けたらありがたいです。

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