Made in JAPAN の行方
この国に50年以上生きていても、「素晴らしい政治家に恵まれた時に国民は幸せになるか」
という問いの答えを見せてもらったことがないが、
「ひどい政治家に国を任せると国民は不幸になる」という事には、十分な答えを見せてもらった
というか、見せてもらっている。
だいたい素晴らしい政治家に導かれた良い国なんぞ歴史的にもきっとないんじゃないか、と思う
くらいで、国民は「いいから俺らでやるわい」という境地になって政治から自立していくもんだ
ろうし、それはそれで結構成熟した社会への一歩なのかとも思うのだけれど、
最近は、政治が役に立たないどころか、足引っ張ってるやん(苦笑)
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昨日、とある千葉県の太陽光発電の現場で工事完成の検査があって行きましたが、そこで使用
されたパネルは、ドイツのQセル製(組み立てはアジアですけど)
太陽電池は日本のお家芸だったのですよ、10年前まで。
しかししかし、現在の円は1ドル77円とか、考えられない円高です。
こうなると、普通にしていたらもう海外製にはコストで敵いません。
この円高は、アメリカや欧州のズッコケという背景もあるものの、日本の政治の無策が招いた
ものであるのも間違いない。
ここまで来ると、もう太陽電池も自動車も日本から輸出なんか出来ません。
海外生産するしかない。もはや日本国内での投資なんか期待できないし、日本の製造業は、
海外に出て行って国内は間違いなく空洞化する。
大企業は大丈夫です、コストの安い国を探してそこで作って売れば良いので収益は保てる。
だけど、大多数の国内の工場や労働者は仕事がなくなる。
これがどういうことか、わからんはずはないと思うのだけれど。
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こんなことをブツブツ言ってたら、このmade in CHINA のパソコンの挙動がおかしくなって
きて、昨日の夜からどんどん深みにはまり、結局オールクリアのWindows再インストール。
おかげで丸一日PCの前に座って悪戦苦闘しましたが、その時に思うのは
「壊れたけど、まあ安いからしょうがないか」
ああ、やっぱり高い日本製の出番は厳しいみたいだ(;O;)