「その他の・・」
新年早々ボヤキからでごめん、ですが今さらながら年末年始は行事が多くて
気がつくと、もうすぐそこに2月が来ているわけ。
うちの会社は11月末が決算期なので、12月1日が新しい期の始まりで、
今期の計画を立てなきゃいかんというのに、年末はバタバタのうちにクリスマス、
紅白、除夜の鐘。
あららら、と思ってるうちに年が明け、初詣して箱根駅伝があって、年始の挨拶を
していると、もう1月も半ば。
恒例の神社参拝で安全祈願をして、何件かの会合の新年会をやっていると、
もう1月も下旬の声を聞き、決算提出締切のプレッシャーが私を襲う。
ああ、今期の計画もオーソライズしないうちに2ヶ月も経ってしまうじゃないか。
焦りの1月なのである、毎年。
そして何はともあれ決算をまとめて、取引先さまのあれ出せこれ出せに対応して
いると、そこにやって来るのがこれもまた毎年恒例の、
「経済コンセス活動調査」
ハッキリ言って、私はこれがキライである。
今までは、「工業統計調査」と言ったが今年から工業に限らなくなったのか。
総務省と経済産業省連名の大げさな依頼文がついており、
「我が国における産業構造を包括的に明らかにすることを目的とする政府の重要な調査であり・・
(と延々続く)
まあ、工業統計調査の時からキライであったが、何がと言うと、
要するに、オマエの会社は何を作っているのかを役所の分類に従って「商品分類」して
その経済活動をお上に報告しろ、、というのだけれど、
この商品分類を記載した冊子は、堂々79ページの立派な”書物”で、
よくまあこんな商品思いつくなと思うくらい細かく商品分類してあるわりに、
何と毎年、何度見直しても、うちの会社の製品はどこに入るのかわからんのです。
「目盛のついた三角定規:2739」などという超細けー分類はあるのに、
レーザーセンサーで品物の位置を割り出して、サーボモーターで制御する
自動焼入れ装置は、何度読み返しても該当分類がない。
全79ページを読破して、これかなと思うのが「その他の生産用機械器具」
こんなに今風の機械を作っていても、役所的には「その他」かよ。
まったく失礼だ。
それでまた、私の会社はどうも役所的には「製造業」と「建設業」が混じっている
らしくて、売上とか原価を、「製造業」と「建設業」に別けろというではないか。
どっちゃでもええがな、である。
・・・
とにかく、たいそうな調査で結構時間を使わせるのだが、
いつまでも役所が知っている商品のどれに当てはまるか、などという捉え方で、
これからの産業に対する育成策を考えようなんて、根本的に間違ってねーか。
製造業でも建設業でもその他でも、そんな分類はどうでもいい。
こんな分類に乗ってこない新しい商品やビジネスが次代を作るんだと思うけど。
・・・
「青い三角定規」ならまだしも、「目盛のついた三角定規」に負けて悔しくて
今年も文句の多い「その他」な私。来年こそは「その他」脱却なるんだろうか。。