ここ20年の技術で・・
先々週まであんなに寒かったのに、先週にはもう汗ばむ陽気。
すごく寒い、やっぱり寒い、の翌日には、もう暑い、相当暑い、
GW明けには耐えられないほど暑い、となるんじゃなかろうか。
いよいよ日本の誇る「春」はなくなりつつある。かも。
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さて、実は私らの世代は、1970~1990年という日本の良い時代を
若くて元気の良いうちに過ごすことが出来た。
Japan as number1! などと世界からおだてられ、21世紀は日本の世紀
とかナントカ言われて浮かれ気味でもあった。
製造業的には、当時はまだまだやらないといけないテーマは数多くあり、
特に自動車は、4年に一度のモデルチェンジの度に新技術を盛り込み、
どんどん進化して行ったし、家電も同様に活気があり、
未来は明るく思えたし、出来ないことなどないようにも思えたものだ。
バチあたりも甚だしい。
その後、バブルのあたりから明らかにおかしくなって行った。
バブル作った責任者出てこい!である。
特に泡がはじけてからは、製造業はコストダウンしかやらされず、
何だかみなおかしくなってきた。
そんな中で、私が物心ついてからの印象的な技術と、
他国にやられて残念というものを挙げてみようと思う。
印象的な技術NO.1は、初代プリウスのハイブリッド。その昔自動車屋
の端くれだった私も、論文でハイブリッドのことは知っていたものの、
トヨタは1997年、「21世紀に間に合いました」のキャッチで
製品化したのである。正直驚いた。
実に日本的なきめ細かい技術で、その後20年間のトヨタを、いや日本を
引っ張ってきたと言えるし、世界を変えたとも言える。
私が思うベストワンは、初代プリウスでありました。
次回は、他国にやられて残念特集であります。