災害時の太陽光発電

前回のコラムでは22号の猛威のお話をさせて頂きましたが、次の更新でまた
台風23号のお話をしなくてはならないとは夢にも思いませんでした。
被害にに遭われた方に、心よりお見舞いを申し上げます。

今日は、災害時に太陽光発電システムは役に立つのか、と言うお話をさせて
頂きます。 今回のような台風による水災害では、床上浸水した場合には
家の配線がショートしたり、周辺の電線が切れて停電になるケースが非常に
多く見られますが、その場合、太陽光発電の「自立運転」が有効です。

特に台風の過ぎたあとは”台風一過”で晴れることが多く、そういう日の昼間
だけでも自立運転でしのいで、電気の復旧を待つということです。

通常の場合、太陽光発電システムは停電時には自動的に運転を停止します。
これは売電時には逆潮流すなわち、自宅から電力会社の電線に電気を戻し
ている関係で、停電にして電線網の中で作業をされている方がいた場合の
感電事故を防ぐためです。

災害時も停電が発生した時点で自動的にシステムの電源は落ちますが、
インバータのブレーカを「自立運転」に切り替えることで、インバータ本体に
ついている自立運転専用のコンセントから15A(1500ワット)程度ではあります
が電気を取ることが出来る機能があります。

もちろん、15Aで家中の家電製品を使えるわけでもなく、晴れた昼間にしか
使えませんけれども、緊急時はきっと何かの役に立つものと思います。

大きな災害が発生した時、被災者の方にお見舞いを申し上げると同時に、
自らの被災に備えた準備をひとつでも、行っておきたいものです。

・・・今、23日の午後6時ですが今度は地震で揺れています、大丈夫でしょうか・・・・

           台風一過のT様邸







Leave a Reply