「脱原発」見直し論?
ちょっと前まで暑い暑いと言っていたのに、もう10月。
今年もあと3ヶ月ないと思うと、びっくりするやら焦るやら・・
ヤンキース松井さんはプレーオフに忙しいけど、
もう少しパターンを変えないとあれ以上の成績は難しいかも・・と最近思う。
見てると相手ピッチャーは松井と言えば、外角に逃げていく球さえ投げて
おけば長打はない、とばかりにそこばかり。どのチームも同じ攻め方。
また、松井は「打てる球を待つ」意識が強くて、その早いカウントでは
その外角球を決して打たず、内よりの球を待つ間にファールで粘ってすぐ
2ストライク、こうなるともうヒット狙いなので全然怖くないのではないか?
ああ、松井よ。 これではサッカー日本代表と同じゃないかぁ?
打てる球を待ってる間に、試合は終わっちまうぞ。
さまざまなパターンに対応してこそ、真の一流だ。
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パターンを変えると言えば、欧州のエネルギー対策も少し様子が変わって
来たようだ。
欧州、特にドイツと言えば、一時「脱原発」をうたい自然エネルギーの普及に
相当力を入れていた。政府は自然エネルギーを電力会社に買い取らせた。
その結果、ドイツの産業用電力料金はオーストリアやポーランドに比べて
20〜30%も高くなってしまったらしい。
そうなると、ドイツの電力を使っている産業は国際競争力を失い、
或いは電力消費の多い産業は隣国などに移転するなどの動きが出始め、
いずれ大きな社会問題になりそうな気配である。
そこでにわかに言われてきてる話が、「原発への回帰」
原子力発電はフランス以外ではイデオロギー的に反対という理由で、
長い間大手を振って表舞台に立つことはなかった。
しかし、原発は核反応で出る熱でお湯を沸かして蒸気タービンを回して
発電するため、CO2排出はほとんどなく、原油を使わないので原油高も
関係がない。ということで、この時勢になってにわかに肯定派が増加している
のが現状だ。
私が思うに、現代の様々な状況を考えると原発はもはや主力に置かざるを
得ないだろう。しかし、そこで原発一色にしてしまうのはやはり問題があると
思う。
重要なのは、原子力、火力、水力、自然エネルギーをいかにバランスよく
構成するかだと思う。
このコーナーで、以前ドイツの政策をほめてはみたけれど、
実のところ、世界でバランスを最も重視しているのは、何事においても
どっちつかずに見える日本なのかもしれない・・
悪くない日本!(苦笑)