温暖化は確実に・・

いよいよ本格的な冬の到来と、少しは寒くなる様子を伝えてはいるけれど、
正直、充分暖かくてやはり温暖化を意識せざるを得ません。

私は石川県の出身ですが、昭和30年代後半から40年代にかけては、
12月の中盤になれば必ず30cmや50cmの積雪はあったように思う。
そしてそれは根雪となり、2月末頃までは田んぼにはしっかりと雪が
残っていたものです。

ちょうど卒業式の頃、溶け始めた雪の下から新しい草の緑が除いた時に、
白と緑のコントラストに私は春を感じたなぁ・・

しかし私が故郷を離れた昭和50年代になると、何年かに一度の大雪を除いて
正月の積雪もめっきり少なくなっていて、今では1月の終わりか2月にかけて、
数回、20cmくらいは積もることがあっても、昔と違うのはその雪がホンの数日で
すぐ溶けてしまうんだそう。

・・・
一方関東地方の冬は、北陸地方に雪を全部落としてもらっているために、
非常に良い天気で乾燥した毎日が続くが、私が関東に居を移した
30年前は、冬は良い天気だけれど今より確実に気温が低かった気がする。

私は今、”少しおかしい”と言われながら(笑)、昼間はワイシャツ1枚で仕事
をしていますが、昔はこんなことあり得なかったんじゃないですかね・・

生まれた時から関東在住の友人なんかは、「小学生の頃は横浜だって
雪こそ降らないけど、気温は結構低くて”手が痛い”って思いしてたよ」
と言います。

・・・・・

私はこのコーナーでも、何かと言うと ”数字で物事を表現する”ことを
心がけています。
ですから温暖化だって、”数字で”言おうとしているのですが
この問題は相当注意が必要なのです。

だって、”平均気温が1℃上がった”と言われても、
「まあ1℃くらいじゃわからない差だな・・」と思うでしょ。

しかし、平均気温の1℃の差はとてつもなく大きいのです。
最初に書いた変化は、平均気温の差に直すと0.5℃くらいの話じゃないで
しょうか。

毎日少しずつ起こる変化に対して、人間は少し鈍感すぎる気がする。

冬は寒くて、真っ白な雪が田んぼをおおっていなくちゃいけない・・
美しい国とはそういう風景だと思うけどな、総理殿。







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