忘れ物・・
金曜日、名古屋に出張して、仕事のあと少しばかり飲みたい気分もあって、
痛飲の後、最終新幹線で帰宅。
のぞみ50号は、所要時間1時間20分だから少しウトウトしたらもう新横浜だ。
私の自宅は、新横浜から地下鉄で50分の終点駅で降り、そこからタクシーで
10分かかるので、待ち時間入れたら、なんだ名古屋より遠いわ。
もう夜も11時半を過ぎて、寝ていても終点なんだから気にする必要もない、と
高をくくって寝ていたら、何やら5分ほど止まったまま・・・・あら、もう着いてんだ。
と、飛び起きて電車を降り、冴えない足取りでタクシーの列に並んで帰宅。
もう夜中の1時近かったが風呂に入って就寝。
・・・
さて、土曜日は朝早く起きて少しばかり事務仕事をしようかと、カバンを見て・・
あれっ、ケータイがない。
ケータイといっても、専らPOPメールのチェック用に使っているPHS端末がない。
今や、メールはいつでもどこでもチェックできないと不安になってしまうという
”メール見れないと落ち着かない症候群”になってしまっていて、
このPHS端末のおかげで、出張の時でもあの重いノートPCを持参する苦痛から
開放されたわけなんですが。
確か、新横浜駅で地下鉄乗るまでに、メールチェックしたからそこまではあった・・
ような・・新幹線の車内で忘れたような・・タクシーの席に忘れたような・・・
要するにまったく覚えていない。
さあて、どうしたもんか・・
まず、その携帯に電話をしてみる。呼び出し音が家の中からしてくれないか、という
願いも空しく呼び出し音は聞こえず、留守電に切り替わる。
自分の携帯の留守電に、
「あのー、これを拾って下さった方、ありがとうございます。
私は持ち主ですけど、落としてしまいまして申し訳ないですが090-○×・・・まで
お電話頂けないでしょうか?」
としゃべるこのマヌケさ。情な。
次に、レシートを頼りにタクシー会社に電話。
「届いてないですねー、この時間で運転手から来なかったらもう期待薄だねえ」
”期待薄”って、余計なこと言うなよ、こっちゃ必死だ。
次はJR東海。東京駅に忘れ物センターがある。
「携帯電話? どこのですか?」・・「ウィルコムです。」
「色は?」・・・「黒です。」
「折りたたみ式?固定型?スライド式?」・・「あの、一見細長い固定型なんですが、
実は、キーボードが下からスライド
して出てくるヤツで・・」
「はあ???」・・「いや、ですからキーボードが・・」 「はあ???」
何でもかんでも、単純にパターン分けしたがる人多いけど、それ以外ののも世の中
にはあるのにねえ・・確かにいつも”ちょっとヘンなモノ”ばっか買ってるんだけど・・
で、あんなに一生懸命説明したのに、結局届出なし。
う〜む、どうしたもんか。
しょうがない。ウィルコムに電話して一旦使用できないように止めてもらうか。
止めてしまうと、こちらからかけて拾い主に電話に出てもらうという手段が取れない。
う〜ん、だけどしょうがないよな・・さっきのマヌケな私の留守電を聞いてもらって
かけてきてもらうしか、手はない。
ウィルコムに電話して止めてもらった。
そしたら端末を変えてから10ヶ月以内なので、機種変更の値段が安くなる10ヶ月
まで、暫定で端末を貸してくれるサービスがあるから、是非申し込め、とありがたい
一言。
随分、気が利いてるなあ・・と感心して教えてもらったサービスセンターへ電話。
そして事情を話したら、今度は鼻で笑うように「お客様の端末でご利用いただいて
いるPOPメールなどのサービスは、貸出し端末ではご利用になれません。
単に通話だけが出来る端末でございます」
あああああ〜、そんなことだと思ったよ。
そんな気が利いてるわけはねーと思ってた。
こういうの多いでしょ。帯に短し襷に長し。
結局マニュアルだけ覚えて対応してるから深いところが何もない。
日本もなんだか、そういうボケボケの国になりつつあるなぁ、とぼやく私。
ああ、そんな大事なものを落とす私が一番ボケてんですけども・・
う〜ん、どーすんだ? 冴えない俺。
え〜〜〜〜〜。
落としちゃったんですか?
確かにこんなとき、タクシー会社に電話しても事務的な対応。
駅に電話しても事務的な対応。
落とした本人が悪いって分かっていても腹が立ちますよね。
やっぱり、名古屋には魔物が住んでるんですよ。