車の屋根に太陽電池
そろそろ東京モーターショーの季節ですが、電気自動車の屋根に太陽電池積んだ
車両もあるようです。
私がその昔作ったソーラーカーは、太陽電池800Wを搭載してその電力を
バッテリーに蓄えることで、結果的には太陽エネルギーのみで動いていました。
その時、いろいろな人に「将来、自動車はみなソーラーカーになるのですか?」
と聞かれましたが、そのたんび
「太陽電池だけでは無理ですね」 と答えておりました。
理由は、こう
今、一般的な自動車の大きさは、幅1.8m×長さ4.5mくらいなので、
上から見た自動車の面積は、1.8×4.5=8.1? くらい。
一方、地表上にふりそそぐ太陽エネルギーは、1?あたり1kwなので、
それを100%の効率で電気に変換出来ても、8kw。
1kwとは馬力に直すと、1.3馬力ほどだから、8kwだと約10馬力。
あなたの車は何馬力ありますか? 少なくとも100馬力やら200馬力くらいはある
でしょうから、太陽エネルギーはやっぱりちょっと”薄い”でしょ。
それに加えて、太陽電池の効率はいくら良くても20%ほどなので、
現実には、自動車の屋根やトランク全部太陽電池貼っても2.4馬力ほどしか
賄えないことになり、
私が「無理」と言うのもわかるでしょ、ね。
・・・・・・・
しかししかし、
実際には、自動車のすべての動力を太陽電池で賄わなくても良いわけで、
以前に紹介したプラグイン・ハイブリッドなどについては実は結構可能性ある
のかな、と考え方を改めている今日この頃です。
充電式の電気自動車の場合は、
夜間などに充電するわけですが、たとえば通勤車両なんかの場合、
昼間には駐車場で8時間くらいは停めておくわけですから、
太陽電池も結構使えるのかもしれないなあ・・と。
500Wくらいの太陽電池で1日停めてりゃあ、天気の良い日なら2kwhくらいは
電気を作れたりしますからね。
また電気を貯めなくても、太陽電池で作った電気で室内ファンを回して真夏の車内
の温度上昇を抑えるとか、ipod充電しておくとか、いろんなこと出来そうです。
純粋なソーラーカーではないかもしれませんが、
自動車の屋根に太陽電池が付くのは、そう遠くない話かもしれません。
(屋根のTD、カッコよくね?と言われるはずだ)
ソーラーウィング号
おひさしぶりです!
さすが専門家の方ですね
すごく解り易くためになります。
太陽光をのせた自動車は
三菱とかホンダが主流になる
のでしょうかね?そこにビジネ
スチャンスがあるとすれば、
今のうち株買っておきます。笑
しかし本当に、10年後の世界は
いろんな意味で一変していると
思いますので、これからの未来
予測は重要だと思います。
元気さん、どーも。相変わらず元気でgood(笑)
そろそろ来ますよ、電気自動車の世の中。
軽自動車の方が普及は早いかもしれませんね。
株はそのヘンを・・インサイダーではありませんが。