暖房と湿度
なんだかここ20年のうちで一番寒い冬なんだそうじゃないですか・・
どうりで寒いわけだわ。
私が育った頃の北陸では、今頃は必ず30cmくらいの寝雪があって一面の銀世界。
それが3月中旬まで溶けないで、田んぼのあぜ道はいつまでも白。
そして卒業式が近づく頃、やっと白い雪の下から草の新緑が顔を出して、
それが待望の春の訪れサイン。 あの白と緑のコントラストが忘れられんなぁ・・
今ではもう、雪も情緒も溶けてなくなってしまいましたけども(あ~あ)
・・・
さて、今年の冬はあまりの原油高、灯油高にアタマにきた私は、
灯油ストーブ全廃!を叫び全室電気エアコン暖房に致しました、今年から。
でも正直言うと、時期尚早だったかなあ、と思ってます。
だって、やっぱちょっと寒い(笑)
暖房は火燃やすのには勝てねー、と言うのがホンネでしょうか。
そのせいか、ここ10年風邪も引かなかった私が、
2回も喉、鼻とやられました。熱こそ出ませんでしたけどシンドかったですね、マジで。
で、なんでこんなに寒いかと思ったら、どうやら辿りついた原因が、
「湿度」
ここで太陽光日記にとしては、計算せねばなりますまい(ハハハ)
ミスナールの公式なるものがあります。
体感温度=t-1/2.3×(t-10)×(0.8-h/100)
t=気温℃
h=相対湿度%
ここで室温22℃、エアコンを入れた時の相対湿度を30%としましょう。
すると、
体感温度=22-1/2.3×(22-10)×(0.8-30/100)
=22-2.61
=19.4℃
これでは体感温度は、19.4℃しかありません。寒いわけです。
それを室温22℃のまま、湿度を55%に上げると
体感温度=22-1/2.3×(22-10)×(0.8-55/100)
=22-1.30
=20.7℃
湿度を30%から55%に上げることで、同じ室温での体感温度を1.3℃
上げることができます。
式を良く見るとわかるんですが、気温10℃以上では湿度があると暖かく感じて、
それ以下では湿度が高いほうが寒く感じるんだそうで・・ナルホドそういう感じだなぁ。
思わず、加湿器を買いにいきました。ホント体感温度が全然違う!
毎日2リッターほど水なくなるって、スゴイ話だわ。
・・・
あわせて言うと、湿度が40%以下になると風邪などのウイルスの繁殖が活発になり、
また湿度を60%以上にすると今度は、ダニなどの繁殖が活発になるのだそうです。
皆さん、エアコン暖房はお手軽でいいんですけど、
湿度管理もやんないと、風邪ひきます。 ご注意ください。