続・原油バブル
原油価格は、4月に私が予想した水準をはるかに上回って、1バーレル=124ドル
とか言ってますね。
1バーレル=159リッターですから、原油取引価格だけをみても約80円!
ガソリン価格の謎をここで解明しときましょう。
0.原油価格 =80円
1.元売の輸入・精製・輸送・管理コスト =15円
2.石油石炭税 =2.04円
3.ガソリン税 =53.8円
4.ガソリンスタンドの利益 =5円?
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ここまでの小計 =155.8円
これに消費税5% = 7.8円
ガソリン価格 =164円
なるほど、ピッタリだ(なんて感心してる場合じゃない)
何度見ても、この消費税は税金に税金を掛けてるわけで、こんな話があんのか?
と唖然なんだけど。
ま、気を取り直して、原油価格に対するガソリン価格を予め計算しておくと、
原油1バーレル ガソリン
130ドル で 167円
135ドル で 171円
140ドル で 174円
145ドル で 177円
150ドル で 180円
頼むから、この表からはみ出ないで欲しいもんだ。
2007年の産油国収入は一兆ドル(102兆円!)を超えたそうです。
中東各国は原油枯渇や温暖化防止による需要の先細りに備えた国策として、
当面は原油安を招く増産に応じるとは想定しにくいわけで、
前回私が書いたように、投機目的で原油市場に流れ込んでいる資金は、
皆が右肩上がりを確信している時は、絶対に下げには転じないでしょう。
おそらくその投機筋からも中東各国に、今は増産をするなと、価格が下がるような
ことは一切するな、と言ってるはずです(とんでもない話だ)
・・・
でも何度も言うように、こういう不当な原油高の時期がチャンスです。
今まで安い原油と比較して、何でも太刀打ちできなかったのに、
こんなに原油が高騰(というより暴騰)すると、いろいろなものが採算ベースに
乗って来たりするわけですからね。
今こそ、国の意思として脱石油を大急ぎで進めりゃいいのに、そうすりゃ支持率
だってねえ・・
政治には、”意志”を示してもらわないと。
パンダよりこっちだろ、と思うんだけど・・
でも白黒つけるって意味じゃ、やっぱパンダか。
先日スタンドの経営者と話してきました。
ガソリンスタンドの30%はつぶれると予測
されていました。
業転と言って、メーカー(元売)以外
のバッタもの様なガソリンを上手に利用し
ないともうどこも厳しいようです。
建設業も3分の1ぐらいまでなるようですし・・・
どこも厳しいですね。
元気さんどうも!
ガソリンスタンドって、10年前に比べたらお店はすでに半分以下ですよね・・またここから3割減るんですかっ!?
スゴイ業界だなぁ。
「食いだおれ」も店じまいするって言うし、時代の流れを感じますなあ。
また御指南お願いしまーっす。