やっぱり本物、石川遼
久々にすごい試合を見ました。石川遼プロ、記念すべきツアー1勝目。
昨年、高校1年生のアマとしてプロゴルフツアーに優勝してしまい、今年はプロ宣言して
ツアー参戦していた石川遼選手ですが、シーズン当初は予選落ちが続いた時期がありました。
私は、プロでもない分際で、今の時期の予選落ちなんか気にしないで大きく育ってもらいたいと
えらそうなことを思っていましたが、これから優勝できない時期があまりに長く続くと、
自信もなくして小さくなってしまわなければいいな、とそういう心配もしたのです。
しかし、夏から秋にかけ難しいセッティングの大会が増えていくにもかかわらず、予選を通る確率
はぐっと高まり、最終日には必ず伸ばしてくる傾向も出てきて、「これは結構実力がついてきた」
と思わせる内容で、「石川遼は優勝する」という題で書こうかと思った矢先の初優勝、
いやはや堂々と呼ぶにふさわしい優勝でした。
大成するプロスポーツ選手には、ここぞと言う時に信じられない好プレーや、ミラクルショットが
出るという資質と、まさにいいところで怒涛の押しというか、並んで一気に抜き去るみたいな
”行くときゃ行く”タイミングをつかむ能力が必要なんだと思いますが、
大概の選手は、ちょっとトップに立つともう舞い上がってしまって、平静ではいられず地に足が
つかない。足は震える、目はうつろ、ミラクルショットどころか普通のショットまで出来なくなって
しまうのに、恐るべし石川遼、緊張もしていたはずですがやはり彼は”何か”を持っています。
これで彼は、自分でもフロックと思った去年の優勝に、実力でもぎ取った今年の優勝を重ねて、
自信と言う大きな武器をもって、大きく羽ばたくに間違いありません。
ビデオではありましたが、いいもの見せてもらいました。
彼なら、タイガー・ウッズになれるかもしれません。
あれだけうまいことインタビューに答えられれば、高校はもういいかっ、行かなくても(笑)
・・・・
しかししかし、石川遼以上に”さすがプロ”というショットを随所に見せた40才深堀圭一郎に、
勝たせたかった気もしたかな・・普通のオヤジとしては、ちょっとね。