予想しない出来事
1980年、「晴れた日にはGMが見える」という本が出版されて私は買いました。
GMはアメリカ資本主義企業の象徴、販売台数前年比47%減なんて、誰も予想しなかった。
1990年代、時代の寵児=小室哲哉と同い年の私は、あまりの才能の違いにただ笑うしかなかった。
これも、こうなるなんて誰も予想しなかった。
1993年、映画ジュラシックパーク、琥珀の中の古代の蚊が吸った恐竜たちのDNAからクローン
恐竜を誕生させたストーリー、もちろん、こんなことができるなんて事も誰も予想しなかった。
・・・・
ついこの前の1990年代には、誰も予想しなかった出来事が今日たて続けに起こりました。
まったくどうなってんだか、驕れるものナントカ、ってこの前書いたばかりなのに。
まあ、GMとKTの話はともかく、
日本の理化学研究所が、「16年間冷凍保存していたマウスの体細胞からクローン胚を
作って今生きてるマウスの卵子に移植することでクローンマウスを誕生させた」らしいです。
いやはや、こうなるとジュラシックパークが完全に現実のモノになってきて、
永久凍土の中のマンモスから、クローン・マンモスはできちゃうわ、
人間だって冷凍保存しておけば、後世にクローン人間が誕生するわけで、
えらい世の中になってきたもんだ。
ヤバイよね、これ。
倫理的にこんなことしていいのか、という議論はしっかりやってもらいたいですけど、
今に、「私は、織田信長のクローンだ」とか何とか言いだす輩がたくさん出そうです。
「墓から信長の髪の毛が採取されてその細胞から・・」とか言うんだろうなあ・・
DNA鑑定しようにも、元がはっきりしないし、言ったモン勝ちか。
これからは、戸籍に「DNA情報」を付けるようになります、間違いなく。
DNAの不正コピー厳禁、とか言っても隣の大国では映画スターと同じ顔したヤツで、
街中いっぱいになったりして、
どうも科学の進歩と詐欺はセットになりそうだ・・と、妙な予想をしたNSでした。