新型プリウス vs 新型インサイト
新春から地味に行われているデトロイト自動車ショーに、日本が世界に誇るハイブリッド車の
トヨタの新型プリウス、ホンダの新型インサイトが発表されています。今日は、新旧プリウス比較と、
トヨタ・プリウスとホンダ・インサイトの比較というハイブリッド車比較特集です。
それでは、いきなりスペック比較から。
現行プリウス 新型プリウス 新型インサイト
全長 4445 4460 4376 mm
全幅 1725 1745 1694 mm
全高 1490 1490 1427 mm
エンジン 1500cc 1800cc 1300cc
最大出力 56KW 73KW 65KW(?) エンジン単体出力
最大トルク 110Nm 142Nm 不明
モーター 50KW 60KW 9.7KW
バッテリー ニッケル水素 ← ←
北米複合燃費 46mpg 50mpg 41mpg
日本式の単位では 19.4km/l 21.1km/l 17.3km/l
1.現行プリウス vs 新型プリウス
車体寸法ほとんど変わらず。
エンジン&モーターともに大きくなって、2.4リッターガソリンクラスの動力性能で、
燃費は現行より約9%良くなった。
エンジンを少し強力にしたぶん、少しハイ・ギヤードにして燃費を稼ぎ、モーターの
発生出力を増やして加速力アップしたんでしょうか。
ルーフの太陽電池は「換気用」限定で、なるほどそのくらいか。
電池は相変わらずニッケル水素で少々がっかりだけど、このモデル途中に追加される
であろうリチウムイオン電池搭載のプラグイン(コンセント充電式)タイプが待ち遠しい。
2.トヨタ新型プリウス vs ホンダ新型インサイト
これ、両車はハイブリッドの方式が少し違います。
プリウスは、シリーズ・パラレル方式。
低速はモーターだけでも走るし、速度が上がるとエンジンとモーターは両方使うし、
エンジンは発電機も回すという、なかなか複雑で高級なシステム。
エンジンが停まっている時も多いので、冬場の暖房が効きにくかったりして、
技術的には苦労する点も多いはずですが、燃費は良い。
コスト高のせいか、最低240万円からとチト高い。ので、新型が出た後も現行型を
併売するらしい。
インサイトはパラレル方式。
基本的には小さなエンジンが主体で、発進加速時など力の足りないところで、
モーターでアシストする。”電動アシスト自動車”のようなものか。
モーター単独で走行するシーンはあまりなく、モーター出力はプリウスの1/6。
構造簡単、コストも安いし重量増も少なく、暖房も普通ガソリン車と同じ。
でも停車中のエンジンストップは、単にアイドリングストップ機構だし、
モーターのアシスト量もどちらかというと少なめで、ハイブリッド車に乗っている
という感動は少ないかも。
燃費も普通ガソリン車よりはるかに良いが、プリウスには及ばない。
サイズもプリウスよりひと回り小さい5ナンバーサイズで、価格的にも
200万円を切るというような情報もあり。
それにしても、・・そっくりね(笑)
昔のストリームvsウィッシュのカタキをここで取ったか・・