暖房と湿度:再放送
最近は少し冬らしく寒いです。
この寒さのせいで、風邪を引いたり、腰を痛めたりしていませんか。
くれぐれもご自愛ください。
さて、実は1年前の太陽光日記で「温度と湿度」ネタを書いたのですが、この季節になると
「あれ忘れたからもう一回書け」というありがたい(?)方がいらっしゃるので、再放送します。
石油ストーブ、ガスストーブなどは燃料が燃える時に水分を出すので(CO2も出ますが)
部屋は適度な湿度が保たれます。
しかし、エアコン暖房は部屋の水分ガンガンとってしまうので、カラカラになります。
実は、冬の部屋の中は温度と湿度が非常に重要で、適度な湿度がないと
何だか寒いだけでなく、ウイルスの繁殖に適した環境になってしまうので注意しなきゃ
いけません。
こっからが理屈が過ぎると評判悪いんでございますが、
湿度と体感温度については「ミスナールの公式」があります。
体感温度=t-1/2.3×(t-10)×(0.8-h/100)
t=気温℃
h=相対湿度%
ここで室温22℃、エアコンを入れた時の相対湿度を30%としましょう。
すると、
体感温度=22-1/2.3×(22-10)×(0.8-30/100)
=22-2.61
=19.4℃
これでは体感温度は、19.4℃しかありません。たぶん結構寒いです。
それを室温22℃のまま、湿度を60%に上げると
体感温度=22-1/2.3×(22-10)×(0.8-60/100)
=22-1.04
=21.0℃
湿度を30%から60%に上げることで、同じ室温での体感温度を1.6℃
上げることができます。
式を良く見るとわかるんですが、気温10℃以上では湿度があると暖かく感じて、
それ以下では湿度が高いほうが寒く感じるんだそうで・・ナルホドそういう感じ。
さらに言えば、湿度80%まで上げてようやく気温=体感温度になるということですね。
これ、加湿器使って実験すると、確かに全然違います。
湿度があると、マジ暖かいです。
・・・
もっとクドク言うと、湿度が40%以下になると風邪などのウイルスの繁殖が活発になり、
また湿度を60%以上にすると今度は、ダニなどの繁殖が活発になるのだそうです。
早めのパブロンよりも、湿度50±10%! (色気のねーキャッチフレーズ・・)