プリウス丸4年

月日の経つのは速いもので、私がプリウスに乗り始めてからちょうど4年がたちました。
乗り始めた頃は周囲の方からはまだ「なんでまた、モノ好きだねぇ」という視線を感じたもので
ございましたが、去年のガソリン高騰以来、今ではすっかりメジャーになり、街中プリウスだらけ
になってきた感じさえします。

先日もこのブログにプリウスとインサイトの話題を載せたせいなのか、まあアクセス数が
増える増える・・
やはり自動車っていうのは興味ある方の数が違うんでしょうね。太陽電池だけじゃ、
まだまだこうはいかないでしょう。

 

プリウスの乗り始めて9ヶ月目、2005年11月のプリウス・レポートを振り返ってみます。

・・・・・・2005年11月・・・・・・・

1.良い点

  ・燃費   平均でリッター18km/lくらいでしょうか。レギュラーガソリンで、満タン
        45リッターくらいで航続距離800km以上。¥5500くらいです。
        (追記:この時はリッター122円ほどだったのですね)

         高速を連続走行すれば、リッター20kmは走りますから、 
         航続距離は900km以上!
         満タン1000kmと言うのが、プリウス乗りのテクニックの証明のようです。

         
         名古屋まで300kmありますが、往復してまだタンクにガソリンは4割方残って
         います。燃費が良い=CO2少ない です。
 

  ・静粛性  基本的には停止中はエンジンがかっていません。信号待ちの時は、「シーン」
        と言う音がします(?)
 

         極低速、後進の時はモーター駆動となるのでこれまた「シーン」と走り、
         通行人が気づきません。
         (これは怖いかも)
 

 
 ・ブレーキ  ブレーキを踏むとさりげなくモーターの回生ブレーキが補助するので息の長い
        減速は得意です。
         先代プリウスは、この回生が強すぎて所謂”カックン”ブレーキだったようです
         が今のモデルは全然違和感ありません。
         (追記:Bレンジにすると、一段強い回生ブレーキが得られます)

         凄いのは例えば箱根を降りてくると、強力な回生ブレーキが効いてバッテリー
         が見る見る満タンになっていくのですが、過充電になりそうになると、自動的
         に回生ブレーキを止め、エンジンブレーキに切り替わるのです! 

         よく出来てます。

2.悪い点

  ・足回りのセッティング
         これ、ハイブリッド以前の基本ですが、悪いけど全然ダメ(笑)
         サスペンションの取付部分の剛性が低いのか、フロアパン全体の剛性が不足して
         るのか、足回りのセッティングが下手なのか、乗り心地がドタバタしてます。
         従って純粋に”走る喜び”は味わえません。
 

  ・プラスティックだらけ
         燃費を追求するために徹底的な軽量化が行われたのか、コスト高のハイブリッド
         システムの圧迫をうけたのか、室内は何でもかんでもプラスティック。
         まるで”コストダウン”に乗ってるようです。
 

  ・ハイテク冷房に比べ無理がある暖房
         クーラーコンプレッサーは何と電動。夏にスイッチを入れると(エンジンをかける
         動作はない)「キーン」と言う音がして、電動コンプレッサーが回ります。
 

         電気で回してますから、バッテリーがなくなると充電のためにエンジンかかります
         が基本的にエンジンルームの温度が低いのもあり、冷房は抜群に効きます。
 

         ところが暖房はそうじゃなくて普通にエンジン冷却水の熱を取っているので、
         寒くなると暖房のためにエンジンかかるんです。だから冬は燃費が悪いんですが、
         それでも何だか薄ら寒いです。
 

         家庭用エアコンのように、冷暖房ヒートポンプエアコンではダメだったので
         しょうか? 自動車用としては外気温が4℃以下はあたりまえなのでヒートポンプ
         暖房だけでは無理でしたね。

         何かいい冷媒ないでしょうか?
 

・・・・・・・・・

4年たった今でも、全くと言っていいほど不具合は発生せず、バッテリーも元気のようです。
燃費も相変わらず良くてガソリンスタンドにあまり行かなくて良いのがうれしいですが、

あえて弱点といえば、意図せぬ時に唐突にエンジンがかかる時の壊れたかと思うくらいの大きな
振動と、燃費のためにエンジン停めたいけどエンジン停めると温まらないというジレンマいっぱい
の暖房でしょうか。

すごく高級で複雑な制御をしているワリに、コストダウンの苦しさが随所に垣間見れるという、
あくまでここでもハイブリッドな感じの逸品です。

 

 

 

 

 

 

 

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