太陽電池はもはや高くない
あの財務大臣は、会議中のいったいいつどこであんなになるまで飲んだんですかね?
新橋の飲み屋でネクタイアタマに結んでるオヤジでも、あそこまでひどくはねえぞ。バカもん。
・・・
さて今日は大臣で思い出したわけではないのですが、
”財務的に太陽光発電を見ると”という観点で解説です。
太陽光発電を販売するにあたっては、環境問題や技術的な興味では至極評判は良いのですが、
最大の障害は”値段が高い”と言われることです。
多分、初期に機運が盛り上がりそうになった頃に、営業に対する断り文句として、
「元が取れるまでに25年以上かかるんだって」という計算をされて、
それが言い伝えとして世の中に広まったのだと思います(伝説か)
まあ確かにそうなんですけれど私は最近「それが何?」って強く思うのですね(開き直りか)
元が取れるのに何年、という言い方はまあわかりやすいかも知れないけれど、
別に何がいいたいのかわからないわけです。
25年ならダメで18年ならいいのか、或いは3年で元が取れなきゃダメなのか!?
実は皆さん、何年ならいいか、なんて答えられない。
私は、「発電コスト」で判断するべきである、と何度か申し上げてきました。
その太陽光発電システムの値段を、太陽電池がその生涯で発電する電力量で割り算した
単価がいくらなのか、それを「発電コスト」と言い、日頃電力会社から買っている電気の単価と
比較して高いのか、安いのかを判断するべきだということです。
ちなみに、東京電力のkwhあたりの電力単価は以下のとおりです。
従量電灯B・Cの場合 一段目料金 17円87銭
二段目料金 22円86銭
三段目料金 24円13銭
電化上手契約の場合 昼間料金 28円28銭(夏季33円37銭)
朝晩料金 23円13銭
これから見てザックリですが我々が購入する電力コストは、約23円/kwhくらいですね。
さて、現在の標準的な太陽光発電システムの値段は、だいたいKWあたり65万円くらいです。
今なら国の補助金がKWあたり7万円つきますから、実質は58万円。
それではこの1KWのシステムが、1年間に発電する電力量はどのくらいなのか?
例えばシャープの公表値で言えば、横浜で4.16KWあたり年間4307kwhの発電量なので、
1KWあたりに直すと、1035kwhになります。
そしてこのシステムの寿命を仮に25年とすると、
太陽光発電の発電コスト=58万円÷1035kwh÷25年=22円40銭/kwh(!)
まあ25年壊れないと誰もまだ見たことがないという(笑)こともありますが、
まだ誰もこれを言い出さないのが不思議でしょうがないのです。
「太陽光発電の発電コストは、東京電力から買うより実はもう安い」
大評判になるはずなんだけどなぁ・・(苦笑)
自家用車のコスト試算をする人は日本にいるのでしょうか?きっと皆無ではなかろうかと思います。というのはペイしないから!
でも買わざるを得ない。何の為?それは、消費者の嗜好の為なんです。
太陽光発電設備もそう考えると、実に明快!ペイするかどうかを考えちゃいけない商品なのですよ。
私は軽自動車に乗って、太陽光発電に資金を投入したいと考えています。レクサスでも軽自動車でも目的地に到着する時間に大差はありませんが、そこには一般的な家庭に設置される太陽光発電設備ほどの値段の差があります。
プリウスをエ○○セに変えれば、ほぼ3KWシステムが買えてしまうのですよ!
炭焼き親父さん、どうも。
軽に乗って太陽光発電つける、いいじゃないですか。賛成です。
太陽光発電、今までずっと仰るように嗜好品でした、間違いなく。
でも、私が思うほどの普及させるには、本当はユーザーが納得する方法で経済的にペイしなきゃいかんと思うのですよ。
そうならないと、広く普及などしません。
でもそのペイっていうのは何をもってペイなのか、定義が難しいんです。
いろいろな考え方の中で、私の電力コスト計算ではもう既にペイラインでしてね、
日本版はまだよくわかりませんが、今から検討されるフィードイン・タリフ制度
を普通にやってくれれば経済メリット間違いないので、ようやく嗜好品の域を出るんじゃないでしょうか、
私の苦節15年が報われるのか、骨抜きにされるのか、楽しみです(笑)