高知出張

• May 19, 2009
• カテゴリー: 新エネコラム
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目に青葉、山ホトトギス、初鰹・・
 

初鰹と言えば土佐高知。私が参加している新世紀PV会という太陽電池の会合の総会のため、
この5月14、15日は新緑まぶしい高知県へ出張して参りました。

高知県には、会の有力代理店であるアートコンサルタントさんという会社があり、
昨年度のNEDOフィールドテスト事業で、高知随一の高級旅館である城西館さんに
太陽光発電システムを導入いただいたので、その見学を兼ねての総会開催です。

この城西館、さすが高知一の高級旅館であります。
皇族の常宿として有名で、故吉田茂元総理も非常に懇意にされていたそうでありまして、
見事な旅館でありました。（支配人の別役さん、ありがとうございました）

この城西館のシステムは、太陽光は２０ＫＷで、その太陽光パネルから３００ｋｗｈの
バッテリーに逐次充電して、夏場などの電力需要のピークの時にそれを一気に放出して、
最高使用電力（デマンド）を下げることで、電気料金を大幅に低減するという、
先進的なシステムを採用しています。

おまけに、そのバッテリーはＮＴＴドコモの基地局で一旦規定寿命を終えたバッテリーを
特殊な再生技術によって蘇らせたリ・ユースバッテリーを使用しており、非常に経済的で
非常にエコな、まさにこれからのシステムでありますね。

こういうシステムを全国に先駆けて導入される進取の気質が、土佐らしくもあり、
また老舗高級旅館の地位を長い間ゆるぎないものにしている原動力だと感じましたね。

いやはや素晴らしい経営センスに敬服いたしました。

・・・

さて、総会も無事終了してホッとしたのか、役員雁首ならべて寝過ごした二日目、
高知の各所を見学させていただきました。

高知と言えば、御存じ坂本龍馬。
高知龍馬空港という名前の空港に降りた瞬間から、龍馬づくしでございます。
高知県の人はみな、坂本龍馬の大ファンなのです。

どこに行っても、何を見ても龍馬龍馬龍馬・・・(笑)
死後１４２年を過ぎた今も、高知県に莫大な経済効果を生み出す坂本龍馬は、やはり
永遠の偉人なのであります。桂浜の坂本龍馬像は、何十ｋｍ離れた室戸岬の
中岡慎太郎の像と向かい合っているそうでございます。

はりまや橋は、ボーっとしていると通り過ぎてしまいそうですが、横にはちゃんと
よさこい節のとおり、かんざしやがあります。　桂浜は、台風情報でいつもおなじみ。

これは外せない、山内一豊の高知城は現存する日本最古の天守閣なのだそうです。
 

とにかく、日本の夜明けを作った坂本龍馬ゆかりの地で、太陽電池時代の夜明けを迎える
新世紀PV会の総会を開催できたことはたいへん良かったと思います。

はたしてこれから、太陽電池が日本の夜明けを作ることができるのかどうか、
龍馬に笑われないよう、がんばらにゃイカンぜよ。