選挙前の会話

 

「おい、今は自然エネルギーと言えばウケるんだから、ちょっと景気良くさあ、
 ”全量2倍とか3倍の値段で買取する”って言っちゃダメなのか?」

「そんなことしたら、どれだけおカネがかかるかおわかりですか?
 それに太陽光や風力を増やしすぎると電力系統を乱すと電力会社も言っています。」

「でもあっちは、自然エネルギーは何でも全量買取する、って言ってるぞ!」

「絶対無理です。選挙の前に概略綱領を決めて発表しとくしかありませんね・・
 時間ギリギリですが、選挙前にどうしてもパブリックコメントもまとめて、
 何とか発表するようにします。」

 

その言葉通り選挙数日前に、まるで駆け込みで発表されたあの新聞記事
そして数日後、近代日本で初めて迎える大変革へ、運命の投票日に突入。

まあこれ、単なるフィクションなので信じないでください(^v^)

・・・

今度の政権党は、私が何度か紹介しましたように「自然エネルギーでの発電電力に
関しては、余剰ではなく全量を買い取る」と明言していますが、
経済産業省の相当な抵抗が予想されます。
 

新政権党のマニフェストは、だいたい全部が官僚の大抵抗に遭いそうなのばっかですから、
300超え議席数の印籠をもってあの難攻不落の霞が関をコントロールして行けるのか、
はたまた制御不能に陥るのか、よく見たいもんだと思います。

こりゃ政党間の争い以上に、双方の存亡をかけた熾烈な戦いとなるでしょう。
ハトヤマさん、愛の文字を掲げて国民への義に生きていただきたいです。

お願いですから、景気の良いことばっか言いすぎて役人の抵抗に屈してアッという間に
政権投げ出すようなマネだけはご勘弁願いたいもんです。 もう代わりがいないもんね・・
 

 

2 Comments

  1. NS

    でんきやさん、こんにちは。

    さすがプロですね。
    ご指摘のとおり、全量買取をやろうと思うと発電した分を測るために新たにメータが必要だと思います。(メータなしで測る方法あんのかな??)
    で、それも電気料金の検針の方が見られるところに設置しないといけませんもんね・・

    ほとんどの家では、インバータは配線しやすいように分電盤の近くに設置されているので、これを線這いまわして今の検針メータの付近に持ってくるなんていうことは至難のワザだと思います。

    となると、まさかこんな事も調べずに「全量買取」って言ってるのかと不安になってくるし、他の政策もちゃんと調べて言ってんのかあ?と言いたくなるので(笑)、これをどうすんのかよく見てようと思ってます。

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