25%削減
理系ネタの続きで、「理系人は、”出来ないことの理由づけがうまい”」というのを
言われる事があります。
何でかっていうと、大体において”こうでなければならい!”と声高に演説がうまい
のは文系人が多くて(暴言か)、それが理系人から見ると唐突に見えることが多いの
です。
唐突と言えば聞こえはいいですが、正直に言うと荒唐無稽とか、論理の飛躍に聞こえ
るんですよ(やっぱり暴言だ)
そういう時に理系人には、その昔数学の証明問題でわかるように、出来ないことを
証明する方が簡単なので、世の中は「何を言っても否定的な人種」と捉えられる事
多いわけですが、実は論理的でない大言壮語が嫌いだという単にそれだけのこと
なんですけどね。
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さて、その理系出身のハトヤマさんは、日本は温暖効果ガスを2020年までに、
1990年比25%削減する、と発表しました。
出来ないことの理由づけがうまい理系人としては、あり得ないこの大胆さ!
2005年3月の太陽光日記に私の家は45%削減しましたと書いた文章
(右のCategoriesの中の、「京都議定書」をポチっとやると読めます)を読んだかの
ような(まさかそれで自信持ったんじゃありますまいな)大胆な宣言に、
理系人も変わったか?と思ったのと、この演説文は役人の作った文章ではないなと
いう感じがしました。
あいまいな言い回しと、どうにでも取れるような霞が関文法を駆使して、見事に
何をやりたいのかを煙に巻くあの手法にはもうウンザリしていたので、このところ
の新政権の動きには、少なからず気持よさを感じております。
さあ、25%削減、言っちゃったんだからやらなきゃいけない。
実は理系人は、目標が決まると猛烈にそれに向かうといういい性格もありますので、
次は、運動部系と連立して猪突猛進なんて手もあります。