ノーベル賞

昨日、日本の二人の化学者=鈴木章教授、根岸英一教授、にノーベル化学賞の受賞
決定したニュースがありました。

最近は何でも近隣諸国に追い上げられて(追い抜かれて?)国民総自信喪失時代
とも言える何でも失なっている時代にあって、何ともうれしいニュースであります。

この時期になると、日本のやや年配の先生方にノーベル賞受賞のお知らせがあり、
テレビ局がこぞってインタビューするわけですが、どの方も英語訛りのちょっと
ヘンな日本語を話されることと、毎回キャスターと話が噛み合わないのが面白い。

もう可笑しいくらい噛み合わない。

・・・・・以下、某報道番組。

古「先程、私どもの説明がまずかったことがあるようで・・、左が間違いで右が
  正しい図です・・こっちの方が簡略化したものとして正しいのでしょうか先生?」

鈴「は、両方とも正しくありません。・・さっきテレビ局の方に正確な絵を書いて
  渡したんですけど・・

古「えっそうなんですか・・簡単に言うと・・」

鈴「そういう二つの化合物作ると、それでノーベル賞が貰えます

古「あ、あ、そうなんですか!」

鈴「あ~ん・・」

<< 中略 >>

古「そしてあのお、時間が無くなったんですが・・こちらカメラ寄って頂けますかあ?」

鈴「ああ、それで正しいです。」

古「それで、真ん中がパラジウムと考えていいですか?」 ←(NS注 バカモノ!)

鈴「ああん?

古「ギリギリ許されますか?」 ←(NS注 バカモノ×2)

鈴「あん・・まあ結果はそういうふうになるということです

古「アハハ・・」

 

もうヘタなバラエティなど遠く及ばないくらい可笑しい。

学問はどんどん複雑で細かいところに進んでいっていますから、何の研究?
と言われても一言で説明なんか出来るわけがない。理系人間は、大体合ってるじゃ
成功するわけないんだから、あくまで話は細かく、正確を求めるようになります。

ところがマスコミは、なんたってマス・コミニュケーションというくらいですから
不特定多数の大衆(マス)に大量の情報を伝達する社会的伝達手段よろしく
何でも、時間がないからひとことで、だいたいわかればオッケー。
 

 

”要するに” と ”簡単に” だけではノーベル賞は取れないということです。

 

 

 

2 Comments

  1. フクヤマです

    あっ、やっとまた書く気になりましたね!
    いつまで休んでんのかと思いましたが。
    この文体が懐かしい(^-^)/

  2. NS

    本当に長い間サボりまして申し訳ございません。
    死んだかと思ったので聞けなかった、などいろいろのお言葉を頂戴しております。
    文体ですが、休んでいるとどんなふうに書いていたのかを忘れてしまい、
    あ、あれっ、と思っておりましたが変わっておりませんか!?
    進歩のないNSですが、またよろしくおねがいしまっす。

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