EV活況
やはり日頃の行状は気を抜いてはいけませんな。
今回酔っ払って殴られたあの人については、日が経つにつれ悪行の数々がどんどん
出てきて・・実際に殴られるわ、マスコミには袋叩きに遭うわでもうたいへんです。
恐ろしいなあ~世間って。気をつけよう、デカイ態度に拳とペン。
・・・
最近、TVを見ていてもやたらEV=電気自動車の特集が多くなりました。
今までは「ガソリン1リッターで何km走るか」=「燃費」が重要な単語でしたが、
これからは「電気1kwhで何km走るか=「電費」:でんぴ 語呂よくない
なんて言葉も広まってきそうな勢いです。
EV=電気自動車は、ただ走らすだけなら内燃機関エンジンを使う現代の自動車より、
はるかに簡単です。
要するに、単三電池積んでマブチモーターで走るプラモデルと同じですもんね。
排ガス試験も必要ないし、停まっている時が一番力があるので発進も楽ラク、
同じ理由で発進からの加速も良いし、音も静かで振動もあんまりない。
かたやエンジンときたら、1シリンダーに4つもあるバルブを開け閉めしながら瞬時
瞬時に空気の量を測って、それに見合った量のガソリンを噴射して、点火プラグで火
をつけて爆発させて、排気ガスをまた掻き出して、触媒に送ってきれいなガスにして
排気管から出す、という面倒なことを1秒間に数十回(!)もやるわけで、こんな事、
至難のワザ以外のナニモノでもない。
まあ逆に、こんな面倒なエンジンがあるから自動車は世界でも限定された国が独占
できたわけですけど、
EV=電気自動車になるとそうもいかない。
乱暴に言えば、モーターと良い電池があれば一応は走るので、モーターも電池も
○×電気さんが売ってくれれば出来ちゃうわけで、今までなかなか自動車産業を
育成できなかった国でも十分可能性が出て来るというものです。
さて、でも実は簡単ではないことも色々あるのが面白い所で、以下のことが
これからの注目点だと思います。
1.暖房:
これ一番の難題と思います。
エンジンは冷却水からヒーター簡単に出来ますが、電気自動車では電気ヒーターに
なるので、暖房ONにすると航続距離が短くなって家まで辿りつけないということ
もありえますね。
冷房は電動コンプレッサー回してエアコンですが、暖房は極寒地で作動できる冷媒
がまだないので、電気ストーブみたいなもんになりますから。
私個人的には、暖房のためだけに灯油積んで燃やすヒーター積むか、ユニクロと
提携して”EVヒートテック”ジャケットを標準装備にするかだなと思っていますが。
2.電費
単に走らすのは簡単ですが、電費性能で差を付けるのは高度な電子技術が必要です。
3.航続距離
今は、カタログ値で150kmくらいでしょうか。
実際はというと、加速や坂道を考えると100kmくらいなんじゃないでしょうか。
航続距離100kmというと、片道50kmしか行けないということなので、
私が東京に行こうと思うと、「二度と帰って来れないかも」という覚悟が必要です。
やはり、航続距離としては最低300kmくらいないと実用上は厳しいでしょう。
それが出来るまでは、急速充電もありますが、私は「電池は天下の回りもの」に
するのも手だと思っています。
(電池なくなったら、電池パックをスタンドでそのまま取り替える!)
4.価格
三菱i-MiEV、日産リーフ、400万円前後での発売で、補助金100万円ほどついて
実質300万円くらいです。
このあたりはさすが日本の自動車メーカー、コストを下げるのは思った以上に
うまいので、実はあんまり心配いらなかったりしますね。
・・・
そういえば、あの○マダ電機でも電気自動車を売ると話題になってますが、
そうなると秋葉原もEVの聖地になって、AKB480kmとかそんな限定モデル
も出たりして、EV(イブニング)娘とかがCMするんでしょうかね。。
イブニング娘、ナイス! 使わせてもらってもいいっすか?
光栄です(笑)