原発と太陽光

アッと言う間に6月中旬になってしまいました。はあ・・(息も絶え絶え)

震災での停電を経験してから、やはり電源問題はもう国の問題と投げておけない、
自ら解決しておかないとおけない問題と捉えられたようで、あちこちで太陽光発電
という言葉を聞くようになりました。

しかし今の政治家さんたちは、選挙のにおいがしたり、外国での会合で飲むと(?)、
何だか急に何万個の家に太陽光を設置するだなんだと、耳障りの良い話をするクセが
あるようで、まったく実際の予算の出所を含めてもう少し実現性を考えてから口に
出してもらいたいもんだ、とNS憤慨気味です(怒)

もう5年も10年も前から、個人の住宅には必ず太陽光発電を設置して電力自給率を
上げていくべきだと言い続けた私としては、何をいまさら言ってんだ(笑)と
もうプンプンなのであります。

・・・

世界での日本の経済的な競争力は1990年頃世界一だったのに、今年あたりは
世界16位くらいに転落していて、中味を見ていくと民間の競争力は今でも上位にいる
のに、政治のレベルが低すぎて(最下位に近い:妙に納得)競争力を落としているのだ
ということらしいですねえ。

今の民○党の政争なんてアホらしくて見てられまへん、正直。
せっかく新しい息吹を求めて政権交代させたのに、蓋を開けたら何もかも、考えなし
と検討不足のオンパレード!結局行き詰まりで毎度おなじみ権力闘争とは。。

さて文句ばっかり言ってられないので、気を取り直して今後のエネルギー政策の端っこ
でも考えてみますか。
原発をこれ以上拡大できないとして、

自然エネルギーでどこ辺までまかなうことができるのか、得意の計算です。
今少し話題にも上っている休耕田に太陽光発電の検討です。

2008年の休耕田は日本全国で87万haといいます。
例えばこの休耕田を太陽光発電で埋め尽くすと、うう計算できない(笑)

話を簡単にするために、ザクっと行きます。

太陽光10kWで100㎡(そっからかい:笑)
100kWで1000㎡(まあ現実的)
1000kWで、10000㎡=1ha(メガソーラーで1ha)

1万kWなら、10ha
1000万kWなら、1万ha(だいぶ来た来た)
実際には、隣の太陽電池とは少し間隔をあけないといけないので、
ザクっと半分にしましょう。

1万haで500万kW ⇒ 福島第一原発470万kWに近し。

日本全国の原発の発電量は、59基=4958万kWだそうで、
87万haあったら、全国的もまかなえますねえ・・計算上は。

しかし「1万ha」ってどんだけ?というとですね、得意の東京ドームが46,755m2
ですから、100000000㎡÷46755=2140個分!?

東京ドーム2140個ってどんだけ?というご質問には、
山手線内側面積69 km2に換算しましょうか、

100000000㎡÷69000000㎡=1.44倍(!!)

福島第一原発を太陽光でまかなうには、山手線内側の1.5倍近い面積が必要。

しかし、日本の休耕田87万haを全部太陽電池で埋めると全国の原発の出力は
まかなえる。
(これ、日本の休耕田が多過ぎる、と考えるべきか・・)

次回に続く

 

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