もはや宗教化した節電
3月の震災以来、日本は原発をあれだけ停止させて電力不足を心配され、世界中から
政治失速と共に産業&経済まで失速してしまうのではないかと懸念されながら、
未曾有の電力危機に襲われても日本は決して沈まないことを、世界に示しつつある。
東京電力管内で例年6000万kWを使っていた電力需要は、供給能力として
約10%程度落ちて5400万kWになったにもかかわらず、今夏の最大使用量は、
今のところ8月18日の14時:4920kWで、供給能力から500万kW以上
を余すという余裕の展開に、世界は少なからず驚いている。
今や、みんな半袖ワイシャツにノーネクタイでスーパー・クールビズ。
うちの工場は木金休みで土日は稼働日にするけど、お宅は月火休みで行きましょ、
電灯はもちろん半分消すもんだ、エスカレータなんか止めてよし階段で行けるし、
エアコン設定28℃で十分さ、電球はLED電球に替えたし、ついでに
人感センサーで自動ONOFFしちゃおうぜ、扇風機売り切れだから扇子だ扇子、
今や、節電は日本の宗教と言って良い(文句あるか)
日本人は、なでしこ以外の何事にも世界一の資質がある。
こんなことは世界中どこの国も出来るはずがない。
恐ろしく高度な技術をインフラとして備える上に、昭和30年代の汗臭い生活
にも文句を言わずに対応出来る両面を備えた国民など、世界広しと言えども、
日本以外には見つけれらないだろう。
という事を、我々はもっと自信を持って良い。
ただひとつだけ、近代政治というジャンルが苦手なだけなのである。