事業報告の季節(まったく憂鬱)

ああこの時期、お役所や取引先の会社に提出する”事業報告”を書くのが忙しい。
私は全部の対応に1ヶ月は使っているのではなかろうか(↘)
こんなことを大声で云っていると干されそうなので小さな声でいうけれど、

実はこれ本当に疲れるのだ。

要するに、昨年の当社の業績数字を報告させて管理する目的に使用するとの事だが、
何が疲れるかというと、同じようなことを言わすのに、提出する県庁や、会社毎に
少しずつ少しずつ書式が違うこと。

提出先が違えば書式も違うのというのは、まあわからんではないのだが、
同資本系列の会社でも、微妙に、本当に微妙に違えてあるので、また一から書かなく
てはならない。

もっと言うと、去年提出した書式が同じ提出先なのにまた微妙に変わってる。
ある役所なんかは、この書き方の手引きが毎年900円で売っている(!)
別に大きく聞いていることが変わるわけではなくて、
同じようなことを、今年は書く場所が違うだけなんだけど。

お殿様、何をお考えなのでありんすか。

・・・

エルピーダに限らず、最近は日本そのものの地盤沈下が激しい。
ハッキリ言って、円高の影響で輸出が厳しいのはもちろん大きいのだけれど、
最近の日本の役所や会社は、ISOの絡みなのか何なのか、書類を揃えるようなことに、
時間を使い過ぎで仕事の生産性落ちてるんじゃなかろうか。

担当者が変わると、揃える書式を変えないと仕事していることにならんのか、
それとも書式を変えることだけが仕事なのかわからんけれど、

こんなことに血道を上げていると、役所毎、会社毎に同じような書式がどんどん
深化していって、今にまた”ガラパゴス化”まっしぐらだ。
こんなもの(失礼)、全役所、全会社統一書式にしたって目的は達するよね。

いつの間にか社会に浸透してしまったISO認証なんは、当時脅威だった日本の
生産性を落とすための英米の壮大な罠だったのではなかろうか(笑)

そう考えるとその作戦は見事に成功したと言える。

・・・・

お客様、御社のことではございませんよ、念のため。

 

 

 

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