訪販業者に業務停止命令

私の会社は、約15年くらい前から太陽光発電の工事や営業を行なっております。
まあ、最初の頃は3KWで600万円もしましたので 、逆に声をかけてくださる方は
とても奇特な方で営業に行ってたのにコーヒーやお菓子をご馳走になったりして(笑)
営業というよりは、「元は取れないんですよね」と妙な説明をしておりましたね。

しかしこれがここ5年くらいでしょうか、訪問販売業者というジャンルの業者が
この健全な業界にドドーっと乗り込んできて市場を荒らす(?)ようになったのです。

彼らの売り方はすさまじいらしくて、きっと占い師のようなんだろうと思いますが、
だいたい狙った地域を片っ端から攻めるので、街をクルマで走っていて、
数件固まって太陽光パネルがついていたりするところは、この占い師の仕業なんだろう
と推測をしておりました。

まあ私らの営業がだらしない、というせいもあるのでしょうか(*_*)

占いをして「設置しないと大変なことになります」という手口かと思ったら、
「4時間も居座って食事を摂れないように勧誘する」ってどういうんでしょうか。

お腹すくと印鑑押すんですかね、気をつけないとイカンです。

・・・・

以下3月30日付け 【環境ビジネス】 最新ニュースより引用です。

埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県は、悪質な勧誘で太陽光発電システムを売りつけていた
として、千葉県東金市に本社を置く訪問販売業 C社(仮名)を、勧誘目的等不明示、
不実告知、迷惑勧誘の特定商取引法違反で、3月30日から3カ月間の業務停止処分とする
ことを発表した。

全国的に太陽光発電の訪問販売に関する苦情は増えており、各県は「複数の業者に
見積もりをとるなど慎重に判断してほしい」と呼びかけている。
なお今回は、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県の四県が合同で調査を行い、北関東四県
で同時に処分を行う初めての事例となる。

(中略)

また、全ての契約において太陽電池取付工事費が無料であるにもかかわらず
「工事費無料はモデル工事だけの限定です」
「通常より値引きしたモニター販売をしています」
「モデル工事特別条件」などと告げ、通常より特別に値引きがあるかのように
勧誘しており、販売価格及び役務の対価につき、不実を告知していた。
また「キャンペーンの限定数」「地区で5軒のモデル工事」「残り1組」などと告げて
契約を迫っていたが、実際には台数の限定はなかった。


政府の調査で電気代が上がる」などと説明し、「15年で原価償却が終わり、
後は利益になる」「14年で元が取れます」などと告げていたが、明確な根拠はないなど、
消費者の判断に影響を及ぼすこととなる重要なことについて不実を告知していた。

さらに、4時間以上の長時間にわたり勧誘を続け、消費者が通常、食事を摂る時間帯で
あるにもかかわらず食事も摂らせずに勧誘を続けるなど、消費者に迷惑を覚えさせる
ような方法で勧誘をしていた。

 

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