設置しました、蓄電池
35℃などという気温が、もはや熊谷さんや舘林さんだけのものではなくなっている中、
炎天下で長ズボン履いて野球やってる甲子園球児や、近所の野球少年達は大丈夫なんだろうか、
新国立競技場の屋根よりも、その辺の少年野球場の方が屋根が必要なんじゃなかろうか、
と思ったりもする今日この頃です。
さて、これから脚光を浴びるであろう家庭用蓄電池を、私の自宅に導入してみました✌
再生可能エネルギーは、必ずしも電力需要と一致しているわけではなく、
お天道さま任せなので、時として余ってしまったり、本当に必要な時に全然発電しなかったりするので、
要は「誠にアテにならん発電所」なわけです。
電力会社の悩みもこのへんにあるわけで、そこで期待されるのが蓄電池=バッテリー。
太陽光で発電する電気を一旦蓄電池に蓄えておいて、必要な時に安定的に放電してくれりゃいいのに・・、
というのが電力会社側の求める姿なわけですが、
実は今の家庭用蓄電池システムは、ちょっと動機が違います。
一般家庭用は、そこまで売電も消費も大きくないので、世の中的な必要性というより、
あくまで電気代の節約と、停電時の非常用電源という意味合いでしょうか。
さてさて、
その検証にと私の自宅に設置してみましたので、今日は何がどうなっているのか?の解説です。
1.大きさ
今回、シャープの蓄電池一体型パワーコンディショナに交換をしましたが、大きさがこれ。
パワーコンディショナーは、室外壁掛け式で、蓄電池の制御も同時にやってしまう優れモノ。
太陽電池も、蓄電池も、同じ直流なので一緒にした方が効率的ということです。
仕様的には、パワコン4.0kW、蓄電池4.4kWh。室外に置くとちっちゃいですね。
エアコン室外機の2倍くらいの大きさでしょうか。
2.蓄電池動作の仕方
・充電開始時刻:23:00に設定(深夜電力開始時間)
・放電開始時刻:10:00に設定(昼間単価開始時間)
・放電リミット:20%(完全放電防止のため、残量が20%になった所で放電ストップに設定)
・太陽光売電時:放電中止(決まり事)
A)太陽光発電が、自家の使用電力にちょっと足りない時。
・使用電力2.04kW = 太陽光発電 0.93kW + 蓄電池から1.11kW補充して、プラマイ・ゼロ!
B)太陽光発電が、余っていて売電している時
・太陽光発電 2.78kW-使用電力 1.03kW(こういう時は、蓄電池は停止します)=1.75kW売電
C)太陽光発電が、使用電力量に対して足りない時
・太陽電池 0kW 蓄電池から2.10kW放出で、実際の買いは0.96kWになっています。
・これは蓄電池残量メータで、10時頃から少しずつ蓄電池を使って、19時頃で蓄電池終了(20%残で放電中止)
この間は、買う電力(オレンジ線)が少なくなっているのがわかります。
D)夜中(23時以降)に充電している時
・蓄電池充電2.04kWで2~3時間で満了 + 使用電力1.12kWと合わせ、3.16kW使ってます。
要点。
A) 使用電力に対して、太陽光で不足する分を蓄電池から放出して買電をなるべくゼロに。
B) 太陽光が売電をする発電量がある時は、蓄電池は停止。
C) 太陽光が陰ってくる夕方には、蓄電池は放出をし、4kWhだと数時間で蓄電池は空になる。
D) 買電単価の下がる夜中の23時から、2kWの急速充電をかけ夜中の1時頃には満充電になる。
という動作になりますが、やはり圧巻はA)の時ですね。瞬時に買電をゼロにするよう制御されていて、
まるでプリウスのエネルギーメータとおんなじ。
うだうだ言ってますが、要するにこういうの好きなんですね、私は単に。。
(つづく)