続・蓄電池
恐怖を覚えるくらいの暑さが続いております。
どうなってしまうんか?とは思うのですが、先日気になるニュースが。
イギリス・ウェールズの英国王立天文学総会で発表されたのが、これ。
「今後15年以内に、地球はミニ氷河期とも言える時代に入る」(yahooより)
その頃から太陽の活動が減衰する時期になり、その後10年間は厳冬で川も凍る、らしい。
ああ良かった。涼しくなりますよ、もうすぐです。
・・・
前号で紹介した家庭用蓄電池の続編です。
使ってみてわかった蓄電池の正体!(週刊誌風)
結論1)安い深夜電力で溜めた電気を、電気代の高い昼間に放出することで、その差額が経済的メリット。
東京電力、電化上手の電気料金
…深夜料金 :12円/kWh(23:00~7:00)
…朝朝晩料金:26円/kWh(7:00~10:00、17:00~23:00)
…昼間料金 :35円/kWh(10:00~17:00)
これを見ると、蓄電池の充電は太陽光からでなく、安い深夜電力を利用すべきです。
4.4kWhの蓄電池の場合、放電は20%残しで設定しているので、必要な量は4.4kWh×80%=3.5kWh。
深夜電力で充電すれば、一回あたり3.5kWh×12円=約36円。
(リチウムイオン電池の充放電効率は9▢%ほどで、かなり良いので、ここでは無視)
では、いつ使うのか?これは今、じゃないんですよね。
使うなら電気料金の高い昼間(10:00~17:00)に使うべきです。
なので放電開始時刻は10:00にしてありますが、
天気の良い日は売電するので蓄電池はなかなか作動せず、夏は17:00までには使いきれない感じ。
(それはそれで結構なんですが)
と、ここで収支計算(金勘定)
昼間料金で使えれば、3.5kWh×35円=122円
朝晩時間なら、3.5kWh×26円=91円
なので、だいたい中を取って、放出時の節約金額は1日あたり106円としましょう。
36円の原価で106円の売上げ=70円の儲け(笑)
1日あたり、70円の効果。
1か月で2,100円。
1年で25,200円。
大したことない、っちゃあない(笑)だけど、15年使って37.8万円、チリも積もれば山。
元は取れずとも、見ていて面白い。
結論2)非常用電源としての価値。
東日本日本大震災の時の停電を経験されている方は、毎月の節約よりも、この非常用電源としての
意味合いの方が大きいと感じるでしょう。
その時の私の太陽光日記がこれ。2011/3/19「停電用バッテリーが欲しい」
太陽電池だけでも、昼間の陽があるうちは非常用電源が取れます。
しかし不安定。曇ればストップ。
そんな時に、この蓄電池が威力を発揮するはずです。
4.4kWh の容量でそういう非常時は、残10%くらいまで使って良いでしょうから、使える電気は約4kWh。
天気の良い日は、太陽光からの電力で充電をしてくれるので、
おそらく、100W程度の冷蔵庫は24時間でも2.4kWh。
テレビ100W×6時間で、0.6kWh。
パソコン100W×3時間で、0.3kWh。
ここまで足しても、1日 3.3kWh。
何とか生き延びられそうな気がしてきました。