ニッポンのものづくり(1)
太陽光日記が太陽光ネタを縮小して、当社本業(!?)の機械関係のネタ
にシフトしております。
(別に太陽光事業が片手間だったわけではありません:あしからず)
さて、何を隠そうここ4年くらい某大学の工業デザインの学生向けに、
年間2日間だけですが非常勤講師をしております。
工業デザイナーになる学生に、機械工学的視点で少し世の中を教える、
というものです。
毎年学生の反応が違うので、とても楽しみにしておるのですが、
(実は反応もそうですが、学生の名前にも世相が反映してて
面白いんです。数年前はなんて読むのかな、というキラキラした名前も
見られたのですが、最近は明治の男かと思うような名前も多いとか・・)
最近は日本の製造業を取り巻く環境、立ち位置も確実に変わってきて
講義の内容もマイナーチェンジを繰り返しております。
始めた頃は、日本の製造業のキメ細かさや、懐の深さでここがスゴイよ
ニッポンの製造業、みたいなことを話したのに、
なんだか最近は、ここがヤバイよニッポン・・になってきてしまいました。
ナニがヤバいかって、我がニッポンはGDP世界第三位の大国だと
思っていたら、最新の発表では一人当たりのGDPでは世界二十位あたりで、
もう韓国にも抜かれたらしい、ってことです。
まあ統計の問題も多分にあるのでしょうが、
要するに、日本人の労働生産性は意外に低い、ってことですな。
一生懸命働いてるようでも、お天道さんは効率悪いのをお見通しってことですか。
その辺のお話を、何回かジジ放談ということで。