ニッポンのものづくり(2)
普段まだまだ若いつもりで、「なにげに違和感なくね?」
などとしゃべっているものの、未だに抵抗ある言葉。
店員さん:「ありがとうございます。お箸は大丈夫ですか?」
Trybeer:「?」
店員さん:「あの、お箸は大丈夫でしょうか??」
Trybeer:「??」
何度言われても、「大丈夫ですか?」の問いにわたくしのアタマ反応致しません。
(割りばしアレルギーあるかとか、そういう質問か?)
(割りばしは嫌いだから、普通のお箸を買え、というセールスか?)
こういう事を言っていると学生に嫌われるのでやめとこ。
・・・
さて、ニッポンのものづくりは大丈夫ですか?(笑)
ひとことで言うと、日本はあまりに細かいところまで検証している
せいなのか、極度に発達した製品群の中で、他との整合性を取らないと
いけないせいなのか、完璧主義なのか、
製品開発の方向性の問題と、時間がかかり過ぎの問題があるんでないか。
特に携帯電話機や家電的なものでの日本製品の凋落ぶりは甚だしく、
低価格のものから、液晶テレビあたりまで厳しい状況になってます。
まだ日本製が強いと言えば、ドアの多さを競う冷蔵庫とか、
ドラムが斜めになった洗濯機とか、かまど炊きみたいな電気炊飯器
くらいのもんでしょうか。
世界中で売り捌こうとすると、低価格のものでないとシェアは獲得
出来ないので、端から競争もできず、
高価格を許してもらおうとすれば、何か付加価値というか、
他にない機能を入れなくてはならないと言われて、
〇ラ〇〇ク〇スタ〇みたいな意味不明の機能とか、
勝手に製品が自分でフィルター清掃してくれるような
「まあ、あったら便利だけどね・・なくてもいいやね」的なものしか
ウリがない、みたいな。。
挙句、日本の神経質な除菌好きなユーザーにしか売れない、んじゃ
ないですかね。
しかし、そんな家電業界の低成長の見本みたいだった掃除機、扇風機と
いった市場で、驚くような仕掛けもあるわけではないのに、
高い値段でプレミア的に売れているダイソンあたりを見て、
何か感じないといけないような、気がしますけどねえ。
(つづく)