IHクッキングヒーター
新着情報でもお伝えしましたように、台風22号は神奈川県地方をほぼ直撃し、
短時間でしたが強烈な暴風雨に見舞われました。おかげさまで、当社施工の
太陽光発電システムは全数無事で、キチンと強度計算は行っていたものの、
本当に自信がつきました。ユーザーの皆さん、暴風雨の中、太陽電池を押さ
えていただきありがとうございました(笑)
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さて、今日はわたくしの具体化日記第2弾。IHクッキングヒーター編です。
元々、”家の中で火を燃やして料理する”って昔話みたいだ、と思っていた私
にはIH=納得です。
IHクッキングヒーターとは、ガラスの下に電熱線が入っているわけではありま
せん(3個のうち一つはそう言うタイプもあります)
ガラスの下の誘導コイルに高周波電流(交流)を流すとコイルの回りに磁力線
が出来て、その磁力線が鍋の金属を通る時に鍋の底にうず電流が流れ、
なべ自体の電気抵抗により発熱します。鍋自体を発熱させるため、ガスコンロ
と比べて台所での熱効率が良いのが特徴です。
電子レンジみたいなもの? とよく質問を受けますが、電子レンジは波長の短
いマイクロ波をあてることによって、水の分子を振動させ水分を暖める原理で、
鍋を発熱させるIHとはまた異なります。
○文句なく良い点
1.お湯を沸かすとわかりますが、”火力”はガスと同等以上です。
2KWで、ガスの強火相当と言われています。
2.何と言っても、炎がなく安全です。消し忘れ自動停止機能や
温度上昇停止機能など様々な安全回路があり、出かけてから
火を消し忘れたかも?ともう一度家に戻る事がなくなります。
3.自動的に温度を制御するので温度管理が必要な調理:天ぷら、
煮物には最適です。また両面自動ロースターでは魚が実に
きれいに焼きあがります。
4.直接火を燃やしませんから、上昇気流が起こりにくく台所中の壁
が汚れるとか、油が飛び散るといったことが激減し、二酸化炭素
も出ず換気にそれほど気を使わなくてもOKです。
勿論、台所が無駄に暑くなることもありません。
5.表面はガラス平面ですから、掃除が極めて簡単です。
△う〜む、これは?と思う点
1.鍋は基本的に、IH用の鉄系のものが必要で買い替えが必要
です。オールメタル対応のものも最近出てきていますが、やはり
アルミも銅も何でもOKと言うのは少々苦しいですね。
また出力を上げるとかなり強烈に鍋自体を発熱させるため、
”丈夫な鍋”が必要です。
あまりぺラペラの鍋で出力を上げると変形する恐れがあります。
2.底の丸い中華なべで強火で浮かして・・と言う調理は無理です。
鍋が浮くとダメなので本格中華料理には平底のフライパンで鍋を
なるべく浮かさない秘儀を習得してください。
□こうした方が良いです。という点
1.200Vの機種を選ぶべきです。
ここ20年くらいの家庭では、一般的には単相三線式の配線に
なっています。その場合なら簡単に200V電源を取れますので
同じ電流ならパワーが2倍になります。
何を選択されても、分電盤からIH本体まで電源工事が必要です
からどうせなら200Vの機種を選択しましょう。
2.電気の契約を変更する必要があります。
IHは5KWほど容量を増やす必要があり、基本料金が少し高く
なりますが、IHやオール電化では3%から5%の割引があるので
忘れずにご利用下さい。
3.電力会社の展示ブースで体験できます。
東京電力なら、次のスペースで実際に体験できますので、実際に
さわって来られると良いと思います。
TEPCO PLAZA 横浜 横浜そごう9F
TEPCO 銀座館 中央区銀座6-11-1
電力館 渋谷区神南1-12-10
以上、自分では全く料理をしないとは思えないくらい具体的なお話でした(笑)