原油高の原因
相次ぐ台風上陸、新潟上越地震、イラクの人質事件と大変な事件の多かった
10月も終わりに近づき、今年も余すところ早2カ月、朝晩はめっきり寒くて冬らしく
なってきました。
こんなニュースに隠れて実は大変なニュースなのが”原油高”だと私は思って
います。8月11日号にもこの話題を書きましたが、あの時はまだ45ドルでしたが、
先日はなんと53ドルになりましたからね。
ガソリンの値段はジリジリと上がっています。レギュラーガソリンは今月116円
だったのが来月には元売各社また4円程度の値上げをするそうですから、
120円程度になってくるはずです! ハイオクは130円超えるでしょう。
また、製造業の米=鉄もびっくりするくらい高騰しています。1年前の1.5倍
から2倍くらいでしょうか・・原油が上がれば鉄も上がる理屈もありますが。
さあここで問題です。原油や鉄がどうしてこんなに急激に高騰するのでしょう?
イラク戦争の影響や投機的な動きも背景にあって一言では片付けられないで
しょうが、実はここで大きく影響しているのが”中国需要”なんです。
中国は今、2008年のオリンピックに向けて未曾有の建設ラッシュで鉄の需要
が急増、そしてエネルギー使用量が急増して原油の需要もまた激増している
わけです。
急激な成長により空前の好景気が語られる中国ですが、その裏では世界から
の中国元切上げ要求の問題、危機的状況にある電力不足問題、そして急速に
増加する原油消費量と、今や全てにおいて世界へ及ぼす影響の大きい中国。
原油や鉄の値段が上がれば、世の中のほとんどの物は値上がりします。
アメリカがクシャミをすれば日本は風邪ひいちゃうだけじゃなくて、今年は中国の
鼻息で台風がみんな日本に来ちゃったんでしょうかね!?
どーしてこう外の影響をまともに受けるかと言うと、日本は何でもかんでも自給率
が低すぎるからですわな。
燃料から食料まで全部です。 中華街で上海ガニ食べながら紹興酒ってのも
確かに魅力的なんですけど、そのうちベッカム様やヨン様のお陰で男まで自給率
下がりそうな気配もありますし・・
せめて電気だけでも自給してもらえませんかね、太陽光発電。
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