関東の冬
今日の関東地方は快晴です。冬の関東地方はいつもこうです。
私は日本海側は石川県の出身なので、冬はつらく永いものだと思っていました。
だいたい12月になると西高東低の冬型が続き、こうなると太陽を拝むのは何日に
一度と言うことにになります。来る日も来る日もどんよりとした鉛色の空で、
かならず雨か雪の降る日が続きました。 これが2月の終わりくらいまで続きます。
学校へは自転車通学だったので、冬は手袋をするのですが雨や雪に降られて
だいたいシモヤケになります。
そしてつらくて永い冬を耐えて3月になると、寝雪の下から青々とした新緑が
顔を出し、素晴らしい春がやってくるのです。
演歌みたい。
北陸の冬は厳しいながらも凛として美しく、待ちわびた春はとても感動的でした。
今では温暖化の影響か、毎日曇りか雨と言う状況は変わらないものの、積雪量も
減り、降ってもすぐ溶けてしまって昔とは様変わりだそうですが。
・・・・・
私が神奈川県に移り住んだ27年前、12月になって何だか毎日毎日晴れた空を
見上げて 「ウソだろ」 と思いました(笑)
「損した〜」って思いました。
日本海側の人のあのつらく永い冬のおかげで、関東の冬はよい天気で暖かい
んです。関東の皆さん、少しは覚えておいて欲しいものですね。
でも少し前、関東の某市に行った時に田んぼがあったのでタクシーの運転手さん
に「この辺の米の味はいかがですか?」 と聞きましたら、
「いやぁ、まずいね(笑) 暖か過ぎてだめさぁ、寒暖の差がうまい味を作るんだね。
厳しい冬があって、暑い夏があってこそ、引き締まった味が出るんだよね。
この辺は1年中ダラ〜っと暖かいから、全然うまいもんが取れないね。
人間も同じさぁ〜ハハハ」
うまいこと言うなぁ・・運転手さん。
でも太陽電池にはいい季節です。日射量は少ないけど温度は低くて晴れの日が
多くて・・・美味しい電池には育たないかもしれませんが、いい発電します。
晴れた日は丹沢がキレイです