青色LED

青色LEDの発明者の中村さんと、以前在籍した会社との間で係争中だった
「発明者への対価の支払」については、結局約8億4千万円で和解した、との
ニュースがありました。

1年前に東京地裁判決が、空前の200億円の支払いを命じた際、中村教授は
「技術者もイチローや松井秀喜に負けない報酬を得られることが証明された」と
喜びを爆発させたわけですが、そうは問屋が卸さず、最終的にはこの金額で決着
と言うことです。

私も昔は、大企業の技術者(ホントか?)で、曲がりなりにも特許報奨金を
頂いたことがありましたが、確か1万円とか、5千円とかだったなぁ・・(笑)

難しいと言われ続けた青色LEDの開発で、光の3原色を完成させたわけで、
これで全ての色を発色できるわけですから、その社会的貢献度は相当大きいと
言えます。

LEDは省電力なので、日本中の信号機を全部LED式にすれば、なんと原発2基が
いらなくなるそうですから、200億円でもは安かったのかもしれません。

こういう大発明に対して、ちゃんとした実績報酬を与えないと、技術者には夢が
なくなって、ちゃんとした研究をする動機がなくなります、って話も一理あります。

世界に冠たる日本の技術は、名もない技術者の汗と根性で成り立ってきましたが、
いつまでも汗と根性だけでは技術者になる人もいなくなってしまう・・・って言うのも
確かにあります。



だけど、いいじゃないですか。 別にこの発明で自分が何億も投資したわけじゃない
んですから、8億円ももらえば充分余生を暮らしていけます。
スマトラにも何億か寄付できそうな金額ですよ。

お金も大事だけど、もっと熱く、汗と根性を語って欲しかったなぁ。
汗と根性だけで生きてる人間としては・・・


          日亜化学さんのHPより





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