サステナブル?
最近、やっと”コンプライアンス”を覚えたというのに、
次から次へと出てきます、カタカナ・ビジネス用語。
サステナブル、SDGs、ダイバーシティ、コミットメント、コア・コンピタンス、
ソリューションなんてのも、もはや人様に聞けない普通用語となっております。
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まあ、こんな用語を自然に使える人は日頃からよく勉強をしている証拠なので、
それ自体をとやかく言うつもりはありません。
欧米で使われ始めて、ピッタリの和訳がないためにカタカナをそのまま使う、
というもあるのでしょう。
問題は、その最新のカタカナがバイブルのようになって、それを言いさえすれば
進むべき方向を見いだせる、と勘違いすることでしょうか。
その昔、TQC活動が日本を席巻し、会社員は皆、PDCA(Plan、Do、Check、Action)
という言葉を必ず唱えるように指導されました。南無阿弥陀仏的です。
気がつくと、当初は品質管理に適用されるものを開発現場にも持ち込んだせいなのか
どうなのか、日本の製造業は故障しないこと、品質が安定している事は誇れるものの、
商品の魅力の探求については、どこかへ置きざりにしてきたかのようです。
見たこともない商品を創りだすセンスは、流行りの言葉を覚えるだけでは養われない。
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どんな時代でも仕掛け人がいて、外からいろんな用語なりキャッチフレーズが流行します。
大事なのは、その言葉をうまく使うことではなく、その言葉の持つ魂の理解でしょう。
そういう魂を理解した上で、今度は自分のやるべきことを自分の言葉で考えること、
これが大事です。
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その前に、誰か教えて。
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」って何?(汗)