パワーと効率
ゴルフのマスターズでは、タイガー・ウッズが稀に見る激戦を制し4回目の優勝、
テレビで見た感想と言えば、「やっぱりパワーでは外国人には勝てないわ・・」
日本人にとっては、ゴルフはやはり”ワザ”のスポーツですが、タイガーなどは
それをパワーでねじ伏せてきます。 クラブが割れるんじゃないかと思うくらいの
スイングで誰よりも遠くに飛ばして、2打目は誰よりもグリーンの近くからピタッと
止まるボールを打てるわけですから。
残り距離200ヤードと、120ヤードではこりゃ勝負にはなりませんわ。
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日本人は、欧米人たちと比べて体力的に劣り、そのことを十分に認識したから
「技術」や「きめ細かさ」や「効率」に磨きをかけてきました。
やはり、この方向に特化することをもう一度認識するべきだと思います。
アメリカでは、トースターの焼ける時間が長ければ、熱線をどんどん大きくして
行けば良かったし、
冷蔵庫はどんどん大きくしてコンプレッサーもどんどん大きくして行きゃぁ
良かったし、
自動車は、出力が足りないと思えば排気量をどんどん大きくして6000ccにすれば
良かったし、
太陽電池の出力が足りなければ、足りるだけ地面に並べれば良いわけです。
ゴルフで勝てない腹いせに好きな事言ってますが(笑)
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やはり、この恵まれない体格と、恵まれない国土を嘆くんじゃなくて
自分達の出来ることをやらなければなりません。
トースターは効率の良い熱源を使うことを考えるし、冷蔵庫は扉が沢山ついて
冷気を逃がさない工夫をするし、4畳半にも置ける500リッター冷蔵庫なんて日本に
しかないし、3000ccでアメ車の6000cc並みのパワーを絞り出すし、18?で3KW
発電する太陽電池作っちゃうし・・
そう、日本人はこうでなくちゃいけません。
私も今日から、300ヤードのドライバーショット打つ練習などやめて、
私でも300ヤード飛ぶドライバーの開発でもしましょうか。
でも、そのドライバーを使えばタイガーは400ヤード飛ばしちゃうわけか・・
だめじゃん・・・苦笑