中国、中国、中国・・
ゴルフに行かないか?と誘ったGPS業界の友人から深夜にメールが来て、
「今、営業で北京にいる」って言われて、「へー、中国!」
液晶業界で、3ヶ月に2ヵ月は中国に行っている別の友人から、
「仕事の都合で急遽また中国に戻ったから今週はお前の家に行けない」と
電話があり、「へー、そちらも中国!」
そうかと思えば、先週末は上海でF1をやってるし、
例のガス田には、パイプラインの材料を積んだ中国の船が向かってるし、
時期をずらした小泉さんの靖国参拝では、またまた中国からの非難轟々だし・・
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まあ、どこを見ても中国、中国、中国。
中国は今や日本にとって、壮大なマーケットであり、同時に安価な製造コストを
得られる工場であり、日本の製造業のノウハウを圧倒的な速度で自分のモノに
していってるライバルであり、政治的にはいつもいつも手強い相手である。
戦後ずーっとアメリカだけを見て、「長いものには巻かれろ」という諺どおりに
親分に服従して、ある程度の経済的繁栄を許してもらうという手法できた日本と
しては、
”追いつくにはまだまだ時間がかかるだろう”と思っていたのに、想像を超える
速度で迫ってくる手強いライバルに対処するための諺が思い浮かばないのだ。
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今や中国は、もはや「巻かれるべき長いもの」なんでしょうか・・
確かに人口は10倍だし、資源的にも比較にならないんですけども、
今、中国は、「社会資本の整備」とか「エネルギーの確保」に躍起と言う局面であり、
「環境に配慮したエネルギーの効率的運用」局面にある日本とは、まだまだ
相当の差があります。
家電製品や衣類に関しては、今後も中国製品がシェアを伸ばしていくのでしょうが、
発電所などの排気浄化システム、自動車排気ガス対策システム、ハイブリッドカー
技術、太陽電池パネルの製造技術、コージェネ技術、バイオマス関連技術・・
こういった環境関連技術に関しては、現在の日本の優位は圧倒的で、
これこそ官民一体で、今後も他の追随を許さない覚悟を持つべきだと思いますね。
これからの日本を支えていくのは、この産業なのであります。
衆院選に出ればよかったか、私。
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いっそ、靖国神社の屋根を太陽電池にすれば、小泉さんも「環境問題視察」って
言えたかも・・ああこんなこと言うと太蔵クンみたいに怒られそうだぁ。
コレには負ける中華街