効率論と分母論
あれほど落胆した試合もなかったです・・そうW杯豪州戦。
日本人にサッカーは向いてない、と言うのが私の持論ですが、
ああ・・悔しいけどそうお思う方、増えたでしょ。
なんですが、今日は「数字的に見る日本の得点力不足について」です。
あの豪州戦で、豪州がシュート数は20。日本が6。
得点は3対1ですから、実は放ったシュート数の比率がそのまま得点比率です。
このデータで言えることは、日本は決定力不足とか言いますけど、
実はシュートなんて6本打って、やっと1本入りゃいいとこで、
どこの国もそんなもんだ、と言うことです。
逆に言えば、
1点欲しかったら、6本くらいのシュートは打たないとダメなわけで、
3点取りたかったら、20本くらい打ちまくらないといかんのです。
ココ一回のチャンスなんて簡単にモノにはできません。
ゴルフの藍ちゃんだって、何回も何回も3位やら2位になって、
何回も何回も惜しいと言われて、やっといつか勝てるって思うことです。
とにかくシュートは6本くらい打たないと1点は取れません。
ゴール目前まで来てパスしてる場合じゃないのです。
決定力がないなら、シュートは10本打てばいいんです。
10本打てば、いくらなんでも1点くらいは入るんですよ。
日本人は、極端に効率を重視します。
エンジンだって、同じ2000ccで如何に馬力を搾り出すかを考え、
毎日残業して世界最高の効率を目指すわけです。
だから日本のエンジンは、2000ccで200馬力も出せる。
だけどもういっぱいいっぱい。
でもアメリカ人なんかは、馬力が足りなきゃ排気量増やします。
だから200馬力出すのに、平気で4000ccとかにしちゃう。
4000ccにすりゃ、200馬力くらい楽勝です。
こういう考え方が日本人にはないのです。
点が入らないのは決定力が足りないと言われて、ひたすらシュートの精度を
上げる事にこだわる。
「チャンスは確実にモノにしろ」と言う指示に、シュートの精度を上げようとし、
効率論で完璧な連系と形を求めて行くと、失敗を恐れるし、ビビるようになる。
私に言わせればこれ、間違ってます。
得点を入れるには、決定力よりもシュート数と言う分母を増やすことです。
指示は、「前半で20本のシュートを打て」です。
そうすりゃ、2点や3点は入ります。
一回や二回失敗したからって、大したハナシじゃない。
何回も何回もシュートすればいいんです。
社会保険庁の逆で、ゴールを奪うには分母=シュート数を増やすことです。
・・・・・・・
この日本人の効率至上主義こそ、サッカーの発展を妨げる一番の要素だと、
私は思っております(笑)
とかなんとか言いますが、
サッカーはダメでも、太陽電池の効率はやはり世界一なわけで、
必要な電力を発生させるために、ひたすら効率を上げるのが日本の製品で、
効率よりも足りるまでパネルを並べりゃいいじゃん、と言うのが大陸の人です。
う〜ん、やっぱり太陽電池は日本製に限るし、
サッカーは大陸の国には勝てんと言うのが、太陽光日記的結論でした。
ちょっと無理があるかぁ(笑)・・