ガソリンエンジンの燃費
今日はこの暑い中を群馬までプリウスで往復しました。
高速のガソリンスタンドは、前月までの市況により全国統一価格となるので、
8月は市場より単価が安いんですね。
市場でレギュラーガソリンは、142円/リッターくらいですが、
高速のスタンドでは今月は137円とかなので、サービスエリアのスタンドは
どこも長蛇の列・・
おそらく20分は待つでしょう。
1円でも節約という気持ちはいいですが、冷静に考えてみると・・・
私は残り5リッターまで使いますが(笑)、普通はなかなかそこまでは使いません
から、給油量は30リッターくらいでしょうか・・
リッター5円違ったら150円安いですが、2000ccクラスのガソリンエンジンでは、
10分間アイドリングで140ccと言われていますから、20分間もアイドルしてると
280ccくらい消費します。
炎天下でエアコンつけてたら、もっと多いはず。
もうおわかりですね・・280ccだと、たとえ137円で入れても38円。
150円節約のつもりが、実は112円になっちゃって更に20分遅れ。
時速100kmで20分行ったら33km行っちゃうし、
待ってる間にイライラして120円の缶コーヒー飲んじゃったりして・・・
ああ〜人生こういうもんですわ。
・・・・・・・
さて今日から プリウス 対 ディーゼル の論争です。
今はトキめく大トヨタの看板商品ハイブリッドを、こともあろうに私如きが
評論しようという所が、太陽光日記の無責任で良いところ。
ハイブリッド・システムと言うと、電気モータを主体にエンジンで充電する
イメージですが、プリウスに代表されるトヨタのハイブリッド・システムは、
実は、あくまで従来のガソリンエンジンを主に電気モーターを補完的に使う
ようなスタイルで燃費を低減しています。
(そうは言ってもホンダのハイブリッドよりモーターの存在感は大きいです)
そもそも、
ガソリンエンジンは、エンジンの入り口の「スロットル弁」=アクセルペダルを、
閉じたり開けたりして出力を制御します。
感覚的にわかると思いますが、スピード出さない時はアクセル踏みませんから、
スロットル弁は閉じ気味で、弁を閉じると言う事は空気を吸う抵抗が増えて、
実は効率はひどく悪いんです。
息をするのに、鼻に栓されたら苦しい、それです。
エンジンの専門家は、燃料消費率はg/pshで表します。決してkm/lではない。
なんでかって、燃費って言うのはあくまでした仕事に対する消費量だから、
速度上げれば仕事多いぶん、燃料消費して当たり前。
仕事すりゃぁ、腹へって当然、それです。
だから本来は、平均時速の低い方が走行抵抗低いので、
燃費km/lは伸びて当たり前。
普通のガソリンエンジンのクルマが高速ではリッター10km走るけど、
低速の街中行くとリッター7kmしか走らないってのがそもそもおかしい。
ゆっくり走ってるヤツは、腹減らないはず、それです。
ガソリンエンジンは、仕事量の多い加速はしようがないとしても、
発進とかアクセル踏まない時の効率が悪すぎるのでこういうことになるんです。
今、内燃機関の分厚い教科書を1行で語ろうとしています。ああ乱暴な・・・
わかる人は許してね(笑)
もったいぶって、すぐ続く・・