宇宙太陽電池
この時期、飲み放題の居酒屋と、秋物商戦に入ったデパートでは、冷房は
低めに設定するんだそうです。
飲み放題の居酒屋が暑いと、客は皆さん原価の高いビールを注文して
しまうので冷房温度を下げて、原価の安い焼酎のお湯割りを飲ませる。
新作秋物を並べたデパートでも冷房を効かせて寒いくらいじゃないと、
誰も秋物を買おうという気にならない。
なるほど・・・
でも南太平洋の海水温度が上がって台風が年々巨大化して被害が出ても、
地球温暖化でロシアの永久凍土が溶け始めると言っても、
速度の遅い変化に対しては、人間は危機感を実感できないのだ。
温暖化が進むと平均気温が上がり、ビールの量が増える、ビールの量が
増えると血液中の尿酸値や中性脂肪値が上がる・・
健康診断の結果欄に、「温暖化症候群です」と記載してもらったら、
少しは危機感が出るかもしれん・・・
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さて、先週のニュースで興味があったのは、宇宙ステーションでの太陽電池
パネルの設置が行われたこと。
全幅11.5m 長さ35m×2基という巨大な太陽電池は、出力66KW。
地上での重量は約16トン!と言いますが、無重力の宇宙空間ならでは、
二人の宇宙飛行士によって設置されたと書いてあります。
まあ、パタパタと開いただけでしょうがね。
地上では、太陽光のエネルギー密度は1KW/?ですが、
(1m角の面積で、1000Wの能力)
宇宙空間では大気の反射がないので、1.37KW/?です。
日照時間も、宇宙空間では地上の4〜5倍あるので実際の発電量は
5〜7倍になるそうです。
そう思うと、宇宙に大規模な太陽電池を置いて、発電した電力を
マイクロ波で地上に送電して電力を得るという”夢のような”計画
SPS(Solar Power Station) な〜んてのも、いつの日か・・・なんて
悠長に言ってられない気がします。
近い将来、”男の仕事場は宇宙だ” と言う事になるかもしれません。
そう考えると、どっかのサッカー選手には、
”オランダ如きでホームシックになってる場合じゃないだろ” と言うべきなのか、
あれだけ怒られてもアッケラカンとしてるのがいい、と言うべきなのか・・
ああ、ようわからん(笑)