掘出し物などない?
先日太陽光発電のお客様と話しておりました時、こういう会話がありました。
「なんか太陽光発電で掘出し物ないですかね?」
「掘出し物ですか?」
「そう、妙に安くて、でも発電量は相当あるみたいなの・・」
「・・・・」
人は買い物をする時、必ず「安いけど良いモノないかな・・」と思う。
まるで宝探しだ、自分だけ何か良いモノ見つけられたら最高に面白い。
わかるわかる、その気持ち。
キラリと光る「掘出し物」を期待して、探す探すバーゲン会場のワゴン、
1万円で買って、中に10万円くらいのモノ入ってないかしらと期待する正月の福袋、
10万円の正札だけどまかり間違って1000万円の価値のある”お宝”に見えてくる
骨董屋の陳列ケースの壷・・
しかし、しかしながら現実は厳しい。
年齢を重ねると、そういうおいしい話なんて現実にはない、と言うことがわかってくる
(わからないフリをしている人も多いけど・・)
年を取るっていうのは、そういう現実が見えてくる事なのだ。
値段の高いものが、全て良いモノとは限らない。
しかし、良いモノは大概値段は高いのだ。
モノを売っているオヤジは、良いモノも、良くないモノも見ていて、
良くないモノをゴマかして高い値段をつけることはあっても(笑)
良いモノに安い値段をつけることは決してない。
良いモノを安くしているとしたら、それは何かの間違いか何かであって、
そんな間違いをするオヤジは大概アブナイ。
・・・
宣伝文句にあるように、「良い品安く」と言うが、
あれは、「値段のわりには、品物の質はわりといい」が本当であって、
良い品が普通の品より安いわけではないのである。
ゴルフ場にしても、テレビショッピングにしても、温泉旅館にしてもそうだ。
インターネットで見る写真は素晴らしくても、行って見ると
やはりだいたいが「値段相応」なんである。
高ければ全て良いとは限らない、しかし、良いモノは大概高いのが正解。
「余程のワケ」でもなければ、この原則は覆らないことをそろそろ知るべし、
大人ならね・・