意外に脆いインターネット環境

私の15年来の友人で、現在はタイ・バンコクでIT関係の仕事をしているT氏
(実は12月に待望のお子さんが誕生)が年末から大混乱の様子だ。

12月26日の台湾沖地震で、日本とアジアを結ぶ通信用海底ケーブルがやられて、
以来インターネットが不通に近い状態なのだそうだ。

彼らはインターネットで仕事をしているので、これでは当然ながら仕事にならない。
日本との回線が不通となると、アメリカ経由のルートがあるらしいがアジア中の
人々が当然そちらを使おうとするので、集中した回線はパンク状態。

香港で紅白が見られないどころか、メールの受信もできず国際電話まで
通じないという、これはもう大災害の様相である。

 まあ大動脈がやられたとは言え、あまりに脆いこのインフラにあきれるやら疲れる
やらで、正月にはアメリカ経由で何とかメールは使える状態になったのに、
今日は日本での仕事始めでまた大混乱に逆戻りらしい・・

ここ10年くらいの間に、インターネットはもはや我々の生活に必要不可欠になって、
それどころか固定電話なんかIP電話にどんどん切り替えられていたりして、
ますますインターネット依存の環境は深まるばかり。

当然ながら、今回のような事故が起きればその影響、損害たるやもう恐ろしいこと
になってきているわけだ。確かに今、日本でインターネットがつながらなくなったら?

・・・この日記が書けないどころの騒ぎじゃない。
入金確認、振込み手続き、ニュース、天気予報、メール・・全部できないの?

インターネット依存症候群とか、その域だわ・・私の場合。



こういうことが起きないと対策を打たないというのは、どこの国の人間も同じで、
やはり危機管理と言うか、バックアップを取っておくという一見無駄な行為が如何に
有事の際に有効かを、今やっと学習している最中、という事だろう。

・・・

日本政府にも危機管理室ってあったと思うけど、色んなことを想定して手を打って
おいて欲しいものだ。東名高速、東海道新幹線、羽田空港、

そして電力供給などなど・・

第2東名が必要というのは私の持論、東海道新幹線のバイパスは北陸新幹線
に任せよう、羽田がダメなら横田基地や厚木基地を使えるようにしといて、
電気は各地域に大規模太陽電池を配置しておく、とかね。


備えあれば憂い無し、は、ほとんどが後で憂いた時に使ってるんだな、残念ながら。

・・・・・・

まあ、T氏の場合、仕事にならないならば、生まれたばかりの初めての子供の顔
見に早いとこ帰宅するってのが、一番いい解決法だと、思うよ・・(笑)






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