太陽電池増産時代へ

NEDOフィールドテスト事業の採択が発表され、言いたこと山ほどあるんだけれど
も、今日はやめときます。

しかし、少なからず失望。 言ってること、やってること、違いすぎ。


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日本国内はもとより、世界的に需要が大幅に伸び続ける太陽電池。


しかしながら、最近は原料であるシリコン素材の供給がネックで、太陽電池の
生産が市場の需要に追いつかないという事態が、ここ数年続いている。

太陽電池用のシリコン結晶といえば、いわゆる「半導体チップ」の端材を使って
きたことは有名な話だが、やはり端材では安定した供給は期待できず、

また折から欧州・ドイツの太陽電池需要が急激に伸びたおかげで、日本の
メーカーは売価の高い欧州でパネルをどんどん運び、日本国内を後回しにする
のが、半ば常態化してきたと言える。



しかし、ここにきて2009年度あたりで「太陽電池向けシリコン素材」の設備投資が
ようやく形になり、それに合わせて生産設備の整備を行う国内太陽電池メーカー
の能力は、2010年には現在の2.5倍になる、と言われている。

また、それに対抗するように、海外勢=ドイツのQ-Cellsや中国のSuntechも能力を
拡大しており世界的にも、「太陽電池増産時代」を迎えることになる。


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太陽電池は、日本が育てた技術だ。

しばらく前までは、日本は太陽電池王国と言われ、生産量、普及量ともに世界一
を続けた。

しかし、導入時に一時的な補助金を出して導入を促進しようとする日本の政策は、
年々極端に補助金を削減していき、ついには昨年度で個人住宅向けの補助金を
終了、

それに合わせるかのように国内の太陽電池需要に大急ブレーキがかかった。


それに対して、購入時の補助金ではなく、売電価格を購入価格の3倍程度に設定
することで普及促進を図ったドイツの”フィードイン・タリフ制度”に、アッという間に
抜き去られる結果を生んでしまったのだ。


はっきり言って、これは完全に”政策の差”である。


う〜ん、官邸や霞ヶ関が一体全体何を考えているのか、私には理解できない。
(まさか、あんまり考えてないってことか・・)



と珍しく怒り心頭のわたくし、この怒りはさらに次号に続く・・。





 

2 Comments

  1. shin

    悲しいことに地球環境の保全や温暖化対策を、マニフェストに挙げている政治家、政党はあまり見られません、日本での太陽電池の普及の遅れは、ドイツなどに比べれば、明らかに政策の問題です。

    ながはらさんのようなマニフェストが出て来てもいい頃だと思うんですけど。

    そろそろポーズだけの取り組みをやめて真剣になってほしいもんです。

  2. ながはら

    shinさんどうも。

    「法の精神」という言葉がありますけど、
    法律でも予算でも、それを作った理念とか、思いを芯に持ってなきゃいけない、と思います。

    そんなもん全部忘れて、自分たちの保身、自分たちの都合、取り繕い、消化 に一生懸命になる・・

    たわけっ、って感じですね。

    えらく腹立ててて、すいません(純)

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